トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

The 8-Bit Big Band

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Super Mario World Ending Theme - Big Band/Broadway Version (The 8-Bit Big Band)
この幸福感よ!

日本のゲーム音楽をビッグバンドでかっこよくやっちゃう、
The 8-Bit Big Bandがグラミー賞取ったみたいです。このアイデアが日本じゃなくてアメリカで先にやられてしまうとは。
このマリオのエンディングテーマとか、コッテコテのベイシー風アレンジでたまらない。
ゲーム音楽のバンドアレンジはいいですよねえ。
この8-Bit Big Bandのコピーバンドやりたいって思う人多そう。自分は思う。

昔、ゲーム音楽専門のオーケストラにいたことがあります。譜面めっちゃきつかった。笑
ゲーム音楽のバンドってえらい人気あるんですよね。
文京シビックホールが満員御礼になった思い出があります。

ゲーム音楽のバンド演奏は
・基本的に譜面はないため編曲担当が大変
著作権関係が大変
なので、スタッフの負担がすごかったようです。
バンド編成もビッグバンド+弦みたいな大型になりますしね。

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トランペッターのBenny Benack IIIとか歌って吹いとる!


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The 8-Bit Big Band LIVE Full Concert! - May 1st 2021 from Sony Hall NYC
このマッチョなアレンジ、ぶっ続けてやっちゃうのすごい。
ニューヨークの若手ジャズミュージシャンっぽいですね。みなうまい。
Trombones - Jimmy O'Connell, Rob Edwards, Javier Nero, Reginald Chapman

Live From Emmet's Place Vol. 87 - Ukraine Benefit (Jazz4Ukraine)

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Live From Emmet's Place Vol. 87 - Ukraine Benefit (Jazz4Ukraine)
Emmet Eohenの動画に寺久保エレナ氏登場。
すげーですな。I'll Remember Aprilの勢いよ。音色が40代くらいのおっさん。

ドラムでこのひと初めて見ましたが、Winard Harper が素晴らしい。
Emmetのソロフレーズにつけるバッキング、予知能力でも持っているのだろうか。

あともう向こうって誰もマスクつけてないんですね。
日本人はマスク大好きなので、これからずっとつけることになるだろうなあ。

上杉優、駒野逸美

上杉優4@蒲田エスパッソブラジル
駒野逸美4@町田ニカス
一週間のうちに楽しんできました。
上杉優4は初めてでしたが、ブラジル音楽中心で大変素晴らしかったです。ダニエルバエデール氏のドラム素晴らしい。昔はシルク・ド・ソレイユのバンマスだったとか。そんな人が日本に住んでて小さいライブハウスで演奏してるとは贅沢な。上杉優4で初組み合わせだったらしいピアノの成田佑一氏も素晴らしかったです。ブラジル音楽全然経験ないと言ってましたが、ウッソでしょ、という感じ。素晴らしい人はみな耳とリズムがよい。

駒野逸美4は新譜メンバーでバッチリ。駒野さんの曲は音列が難しいのにキャッチーなところもあり面白い。吹いてみたいが耳コピできるかな…コードすごいむずそう。
お二人ともボンボーンズでやってる音楽と、ソロでは全然真逆の世界観でやっていて面白いです。f:id:nakajiimasan:20220331200147j:image
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トロンビライザーの箱

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箱がどことなくレトロで良い。捨てられない…

 

あれからshires colinにつけてビッグバンドリハで吹いてみたりしましたが、コツンと当たる感覚が強くなり、アリですね!

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絶対的にいいというよりは、違うという感じ。外した方がフワッと倍音が出る気もします。

なんとなくですが、ベルカットに近い感じ?

Trombilizer!

どこよりも早いTrombilizerミディアムとライトのプレビュー!
話題のジョイブラスのトロンビライザーですが、売り切れでなかなか試せてませんでした。
が、アレッシを中心にニューヨークフィルで使い始めているアピールと共に、
より軽いミディアムとライトモデルが発売になりようやくお店で会えました。

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左から、ノーマル、ミディアム、ライトです。
ミディアムって表現が微妙ですね。ノーマルより重いの?軽いの?ってなりますが、軽いです。

さてノーマルからお試ししてみました。87g。
楽器はBach LT16MN。(実はこれも新参者でそのうちレビューします)
あ、つけてみると一吹きで全然違う。
まあいわゆるバランサーつけた時のイメージですが。
純正バランサの方が182gくらいで全然重いのに、こっちは相当音が締まる。
金属は真鍮じゃないそうです。特殊合金・・・ゴクリ。

次にミディアム。
見た目通り少し軽い。もともとついてない楽器はこれくらいからがいいかも?

最後にライト。
これちょうどいいですね!
発音もしやすくなるし倍音も増える気がする。
このあとノーマルに戻ると、ノーマルちょっと重いなってなりました。

・・・悩んだ挙げ句、ミディアムとライトを買いました。片方だけにしても、いずれ残りを買うじゃろう。
BachとShiresにつけてみたくて。

早速リハで使ってみましたが、ライトがちょうどいい感じでした。
やっぱり普通のバランサより軽いのに粘る気がするな。
もう少し他の楽器でも使ってみよう。
尚、家で少し試してみたら、GetzenとRathには付きませんでした。

ちなみにこの製品はジョイブラス眞田貿易が製作です。
ジョイブラス系列に金属加工会社があるようです。
OEMじゃないの凄いですよね。

ちなみにミディアムとライトの重さを測ってみました。
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ライトはノーマルの半分強ですね。

調整

10年近く持ってる自分史上最長の楽器がShires 2RVE T25なのですが、とてもよく鳴ると言われるが、なかなかメロウすぎるなという感じがありました。悪く言えば音色が暗い。

で、こないだコリンモデルのチューニング管調整をやってもらったら相当変わったので、こっちもずっと気になってた僅かな主管とF管のチューニング管調整をやってもらいました。

 

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すると…激変!なんやこれ!明るい倍音が増えて素直になった。

これまでも悪かったわけじゃないんですが、チューニング管を抜いた瞬間に僅かにピキンと言ってたのを、完全にスムーズになるように半田取ってやりかえてもらいました。

これならもっと早くやってもらったらよかったです。

特にシャイアーズはここらへん組みつけがやや甘い気がするので、日本のリペアで再調整ありです。

Getzen、yamahaは問題ない。意外とbachもここは良い。

気になるのはrathェ…あれはチューニング管にブレースないから仕方ないかと思ってましたが、ひょっとして変わるかも?

 

リペア先は知り合いに紹介してもらった神奈川の湘南台にある浅香工房さんです。土曜日は新大久保ウィンドクルーに行ってる方で、技術は確かだと思います。あとよく話を聞いてくれる。素晴らしいです。

山城純子4トロンボーン セッションライブ

山城純子4トロンボーン セッション@渋谷ボディ
山城純子(btb) 佐野聡(tb) 駒野逸美(tb) 和田充弘(tb)守屋純子(pf) 清水昭好(b) 小田桐和寛 (ds)

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なんやこれ!ちょっとすごすぎ…友人のトロンボーン吹き全員に聴かせたい。あ、トロンボーン以外の人にも楽しめるはず。
メンバーの方も満足だったようで、演奏中はニコニコしてました。初ライブだったようですが、絶対次も行きます。またやりたいと言っていたので、またあることを期待です。
今まで数多のトロンボーン4バンドは聴いてきましたが、これまた個性的。
この組み合わせは初ライブとのこと。特に駒野さんと佐野さんははじめましてだったとか。。。!?
ええ、こんなにJAZZトロンボーン界隈で活躍しているトッププレイヤー同士がこれまで会ってなかったなんて。

初ライブらしく、バックコーラス入るかどうかとかソロ順決めてなかったんだなとか
誰かのソロの後ろでコソコソ業務連絡が入るなど、内訳のバタバタはなんとなく分かりましたが、初々しさはそれはそれでヨシ!
特にセカンドセットは完璧な盛り上がりでした。佐野さんと山城純子さんのMC掛け合いが漫才のよう。
佐野さん、和田さん、駒野さん、山城純子さん全員音色もプレイスタイルも違うし、やる曲もマイケルデイビスのコンテンポラリな曲から守屋さんのオリジナル曲から、各自アレンジのスタンダードまで幅広すぎ。なのに、ユニゾンは素晴らしい響きでした。守屋純子曲のバラードのアカペライントロはおもらししそうでした。
佐野さんと駒野さんのボリューム違いすぎでニヤニヤ。プロの中でも日本一でかいクラスと小さいクラス。笑
1曲目のマイケルデイビスのblues for bonesはテナー3人でチェイスでしたが、佐野さんと和田さんが興奮して爆音でバトルしているところは、駒野さんが「やれやれだわ」とちょっと引いてたように見えました。笑
でも駒野さんもちゃんと聴こえるんですよね。倍音がたっぷりはいっているからかな。
佐野さんと和田さんの音色違いすぎにもニヤニヤ。佐野さんのガラスでできた丸太みたいな音色は圧巻。和田さんは分厚い綿みたい。
駒野さんのダークな音色でのマイケルデイビス曲での新たな一面は素晴らしかった。
全員違う良さがあって、いったい僕は誰を目指せばいいんだ…!まあベースは師匠の和田さんなんですけどね…
山城さんのバストロの素晴らしい音のキレと音色。ジョージロバーツ方向に感じます。
駒野さんアレンジのラウンドミッドナイトのバストロテーマは良かった。欲をいえばスライドハンプトンアレンジのも並べて聴いてみたい。
リズムセクションも盤石。守屋純子さん曲と和田さんは相性いいな。もっと聴いてみたい。
マイケルデイビスは3曲あり、超難曲のRain danceは最高にかっこよかった。
これ日本で生で聴ける日が来るとは!
ちなみにお客さんで石橋采佳さんと西村健司さん他数名ミュージシャンが来ていて、ライブ中僕はウェイウェイして楽しいだけでしたが、ちらっとみたらすごく真剣な目で聴いてました。職業演奏家としてこんな演奏聴いたら触発されるんだろうなと。
もちろんアンコールで参加されて俺得。
行けなかった方から詳しめにレビュー書いてと言われたので詳しめに書きました。次があったら絶対行ったほうが良いです。

ちなみに楽器は
佐野さんKing2B、和田さんヤマハ891ZD、駒野さんBach16、山城さんエドワーズ
でした。
全員違う。

Stephen Shires

ボブリーブスのブラスアークの投稿みて気づいたのですが、
え、スティーブ(ステファン)シャイアーズって、S.E Shires辞めてたの・・・!?
詳しい人に聞いてみると、二年前ぐらいに退職していたらしい。
S.E Shiresはそのままの名前なんですね。
色々縛りがあったようでトロンボーン作れずホルンだけだったようですが、
それが解禁になったようです。

あ、ホルンだ。
www.stephenshorns.com
stephen custom hornsってある。

何があったのか詳しくはわかりませんが、自分の作った会社辞めて、
自分でまた1から工房を作るなんてすごいですね。
会社が大きくなりすぎて自分のやりたいようにやれなくなったのかな。
ベルの作れるのはスティーブだけだと何かの何かで読んだ気がするのですが、
そうではなくなっていたのか。

最近のS.E Shiresは乗りに乗っていていいなと思っていたのですが、
やや作りの粗さも感じるんですよね。そこらへん関係あるかな。

手持ちの10年前に買った2RVE、スティーブ本人が作っていたと思おう。
最近、組付け直しのため入院中です。

駒野逸美、魚返明未デュオ

駒野逸美、魚返明未デュオ@茅ヶ崎ストーリービル
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最近行ってるライブが多いから悩みましたが、近くにくるし魚返さんを聴いてみたいしで行ってきました。ストーリービルは好きなライブハウスだし。パスタも安くて美味しい。
ピアノ素晴らしかったです。
音が綺麗だし、溢れ出るインプロヴィゼーション。旧はハンクジョーンズ、新はブラッドメルドーとか好きそうだなと思いました。スタンダードのスウィングからコンテンポラリなオリジナルまでガラッと弾き分ける。what is this thing called loveではアドリブで完全に入り込んでトランスしてました。そんな遠くない将来に日本を代表するピアニストという扱いになる気がします。
ちなみに「おがえり」と読むそうです。僕ずっと「うおがえし」と読んでました。干物焼く時ひっくり返す派かな。
新譜もゲット。ピアノトリオのアルバムもめちゃくちゃ素晴らしくてびっくりした!
井上銘氏とのデュオもいい。パット・メセニー風かな。

駒野さんもじっと聴けましたが、やっぱり凄いなあ。音色とリズム感。ちなみに大変珍しく在宅勤務にしていたので、定時あがり直後にBach16を練習して、bachの口にしてから聴きにいきました。駒野さん聴いた後はbach吹きたくなりますから前段取り。
駒野さんて、あんまり手癖がわからないくらいフレーズが多彩。あと普通トロンボーンでやらない音符の動きが多い。頭の中どうなってるんや!となります。手癖あるかなと思って着目して聴いてたんですが、フレーズの種類が多すぎてわからなかった…
しかし手癖ってあまりいい意味で使われないことが多いですが、思い返してみるとそれが出るとイエーとなることも多いので、それはそれでビストロのスペシャリテみたいなものと考えてもいいのかもと思いました。JJジョンソンとか、わかりやすくJJフレーズありますもんね。そればっかりだとまた?となりますけど、一日に数回に出るくらいはいい感じかも。
出たばかりのスタンダードアレンジの譜面を持っていってサインしてもらいました。ちなみにこれを吹くと駒野さんぽいなとちょっと感じるんですが、具体的になんで?というとそれがよくわからない。
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小野リサコンサート

小野リサコンサート@渋谷オーチャードホール
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和田充弘さんが出るので聴いてきました。ちょうど小野リサ一年ぶり?去年もオーチャードホールだったかな。
小野リサさんはジャンルレスでいろんな歌を歌うので、もはやボサノヴァ歌手という感じではないですね。本人もボサノヴァばかりは飽きてるとか…
声や歌い方にすごく個性があるわけじゃないと思いますが、ある意味この普通さが非常にレベル高くていつもいい感じに聴けるのがすごいところかも。あとバンドをとてもよく上手く使う。どの曲も必ず誰かメンバーのソロを入れますからね。
ホーンセクション良かった。和田さんはホールニューワールドで和田さんの曲?ってくらいメロディーを任されてました。シャープ5個だったそうです。笑
全体的にソロもたくさんあったです。去年より慣れてる感がありました。
あっれれーおっかしいぞー、楽器はオープンラップの見慣れないやつだ。和田さんのインスタみていると写真があります。
ビロードのようないい音色!