トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

北原雅彦カルテット

北原雅彦カルテットライブ@日吉ワンダーウォール横浜
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あまりの格好良さに卒倒しそうでした。トロンボーンのワンホーンカルテットで、こんな普通の人が聴いても楽しめる音楽ができるんだと感動。ライブ終わったら足元に鱗がポロポロと。
正直、トロンボーンワンホーンのライブって、トロンボーンをやっているか少なくとも管楽器をやってないとなかなか聴きにくいと思ってたので。
このバンドでアルバム出してほしい〜!曲名メモっても音源(多分)ないから思い出せないし…コピーしたいのに。バンドメンバー全員お初の拝聴でしたが、全員素晴らしかったです。まだまだ知らないミュージシャンがいるなあ。
思えばスカパラ以外でちゃんと北原氏を聴いたの初めてでした。スカパラも大規模音楽フェスのどこかで、早足でやりきっちゃう感じで数回しか聴いたことなかったかな。
雰囲気はハマケンと星野源SAKEROCKに少し近いかな。メロディックなオリジナルを中心に。JAZZそのものはなかったですが、アドリブ中にモチーフはたくさん出てきてました。ブルースは一曲あった。スカ、マンボ、レゲエっぽい曲とか。
全てがかっこよかったです。他の人のソロ中にスッと立ってる姿だけで目を引く。
やはりリズム感がすごい。テーマもすべてがメロディカルで、テーマだけで拍手出るくらい。
北原氏より高い音や早い音を出せるハイテクニックな人はたくさんいると思いますが、かっこよく吹ける人はほとんどいないかもしれません。

あと意外だったのは出音が小さめ。スカパラの勝手なイメージで爆音系かと思いこんでましたが、むしろマイクをうまく使って小さめで、すごく良い感じの温かい音色でした。楽器はBach 16だな。
ライブハウスもようやく初めてきました。知ってるミュージシャンがたくさんライブやってるので存在は5年前くらいから知ってましたが。
パスタがめちゃ美味かったです。メシウマライブハウス3つ挙げろといわれたら入ります。
お客さんも満員25人くらいかな。
女性がたくさんいて、いつものJAZZ系と客層が全然違う。。。スカパラから流れてくる。
自分には、女性ファンがたくさんいるバンドはいいバンドという経験則があります。

Marcus Bonna - Case for Detachable Bell Tenor Trombone model MB-2 S

みんな大好きマーカスボナのケースです。
Rath R3テナーのデタッチャブルをこれに入れていたのですが、
最近ベルを組み替えて、ニッケルデタッチャブルベルをロタックスロータリーに悪魔合体してみたところ、
これはこれでいい感じです。
ニッケルデタッチャブルベルの重さが、F管とマッチしていて、全体的な重さはずっしり感じますが、
その分受け止めてくれる感じがあります。反応も良い。

そしてF管付きで、このボナのケースに入るか試してみました。
結論からいうと入りました。
ヤマハの823みたいなトラディショナル巻だとそのまま入るのですが、
オープンラップはF管を外さなきゃいけないのがひと手間ですけどね。
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もともと入っていた黒いクッションケースはF管の幅が広くて入らなかったのでプチプチ。

多分、日本でラスのデタッチャブルベルのテナーバスを持っている人はあまりいないはずなので、
レアな感じかと思います。
楽器屋で楽器で身バレするので恥ずかしいのですが。。。


公式的にもこの入れ方でよいはず。
mbcases.com

ただ、このケースはSサイズなのですが、MサイズだとひょっとしたらF管入るかも。
mbcases.com
タインのユニバーサルっぽいモデルが公式で入っていますしね。
ただMサイズは日本でなかなか輸入されてないんじゃないか疑惑です。(注文すると半年とかかかる)


ちなみに、もともと持っていたイエローブラスベルをテナーとしてニッケルスライドと組み合わせたら、
これもとてもよい。というかニッケルベルとの組み合わせより楽で好きかも。。。

宗清洋

関西のベテラントロンボニスト宗清洋氏が亡くなったとのこと。
ものすごくたくさんのミュージシャンが哀悼の意を表していて、
教え子も多かったみたいですね。河野広明さん、中山雄貴氏など。
残念ながら、自分はついぞ生で聴く機会がありませんでした。

www.youtube.com
1999 神戸北野坂「ソネ」 宗清 洋(tb)クワルテットwith ハンク・ジョ-ンズ

こりゃあかっこいい。発音がはっきりしている方だったんですね。
晩年に近くなった最近の演奏動画でもそうでした。バートファンリールタイプかな。
ハンク・ジョーンズも素晴らしいですが、それを受けた宗清さんがさらに羽ばたいている。

www.youtube.com
Masabumi Kikuchi, Gil Evans – Masabumi Kikuchi With Gil Evans (1972)
どうやらこのアルバムで吹いているようです。
詳しいことはわからないですが、5:00からあるソロかも。

BON BONESライブ

BON BONESライブ@町田ニカス
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半年ぶりくらい?ボンボーンズでした。
ピアノの佐久間さんの快演が印象的でした。派手じゃないですけど、めっちゃグルーブしている。
駒野さんも乗りに乗ってました。新譜を聞いてても感じるんですが、駒野さんの音色ってちょっとスターリングシルバーっぽい。材質は真鍮なはずなのですが。
あと上杉優さんを好きすぎで、演奏中に優さんのソロを聴いて、くぅ〜!って表情をよくやってるのが印象的。
お客さんはバンドメンバーと同数でなかなか寂しかったです。コロナ的にはいいかもしれませんが、町田まで来てもらって申し訳ないで…

このバンドは長年の安心感があって良いです。年に数回くらいは聴いておきたい。
ニゾンが一本に聴こえる。


THE BON BONES meets TWOBONES
そのアルバムは、4トロンボーンにありがちな技術系ガチンコバトルみたいな感じてはなく、お互い尊重してる雰囲気の柔らかさがあって好きです。意外とないんだこれが。
スイスのトロンボニスト、他にも若手を聴いてみたいな。

スクエニJAZZ

スクエニJAZZの新譜、クロノトリガーが出ました。

これ実質ほとんど中川英二郎氏のアルバム…!めちゃくちゃカッコいいです。トロンボーンが鳴りまくってます。

買うんだ。こういういいCDは買って応援して次が出るようにしてもらわないと。

 

 

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Shires Marshall Gilkes モデル

蒲田でMarshall Gilkes モデルとJim Pughモデル(とははっきり書いてないが SM7.75 T00)を試奏してきました。
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うーん、私はマーシャルモデルそんなに好きじゃないかもしれません。
鳴りは文句ないのですが、少しロックされがちな感じ。
バンド練で使ったらきつそうな感じもある。
ブラスでスリーブ付きノーマルウェイトスライドってのがなかなかヘヴィーに思います。
あんまりないですよね。と思ったら、Bach 16がそうだった。bach16はそんな重いと思わないですが。
ま、これが30万なら秒で買ってるんですけどね!57万ェ…

ジムピューモデルは鳴りが聞こえやすくて良い感じです。
7.75インチのベルがちょうど良い。
あれ、でもこれバランサーがない。こないだ吹いたやつはあった気がします。
これも30万なら秒で買ってます。

Live From Emmet's Place Vol. 83 - Ruben Fox & Benny Benack III

www.youtube.com
みんな大好きトランペッターのBenny Benack III。
なんか吹いてるときの表情がムノツィル・ブラスのトマス・ガンシュに似てきてますね。
テクニックも。

33:34 My Little Suede Shoes (Charlie Parker)
44:50 Cherokee (Ray Noble)
ここらへん最高オブ最高!チェロキーは盛り上がりすぎている。
トロンボーンでチェロキー吹ける人は最近のテクニシャンでは結構いますけど、
どれもやや曲芸的になっちゃうんですよね。好きだけど。
サックスやトランペットだと早くても音楽的な感じが強い。

あとエメットトリオのレギュラードラムのKyle Pooleが素晴らしい。
バシッと合いの手の入れ方とか、メロディが浮き出るようなドラムソロとか。
My Little Suede Shoesのドラムソロすごいや。

RathR3とKing3B

ラスR3ニッケルベルとキング3B銀ベルを並べて吹いてみました。特性は似ている。両方ともニッケルスライドですし。

ボアの太さもありますが、ラスの低音部分の倍音が多くて、キングよりマッチョな感じです。この3Bも片岡さん選定品でかなりの逸品なのですが。

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YSL-893ZD

europe.yamaha.com

891ZDより早くプレスリリースあったのは、思いもよらなかった。ニルスラングレンモデル YSL-893ZD!ヤクザZデス。またもデタッチャブルベルか!

ただ、安心の10本リミテッド。日本に一本くらい入ってくるか?評判良ければ一般販売あるかな。

 

500-525のデュアルボアって初めてみたと思いましたが、別途情報提供ありまして、455Gもそうらしいです。しかもベル7.5インチ。コンパクトなだけではないという想像できますが、ボアっとくるかな。8インチだとデタッチャブルにした時に重すぎたんですかね。

シャイアーズのラルフザウアーモデルのボア525-547と似たようなものかもしれません。しかしあれはベル8.5インチだからな。。。なかなか独特。

 

なんだか三塚さんも特注で500-525のデュアルボアのF管つき試しているようです。ニッケルスライドとな。ヤマハのニッケルスライドはいい感じがする。吹いたことないですけど、Zでアトリエ特注で作ってもらって吹いてるプロの方々の評判が良いですねえ。アマチュアには手に入らないので裏山です。

 


YSL-891ZD

新年おめでとうございます。
今年もトロンボーン旋風が吹きあふれる。
今年の流行りは継続してデタッチャブルベルでしょうか。

紅白見てたら和田充弘さんがMISIAバックバンドでいた!1stだ!
891Z使っておりますね。隣は駒野逸美さんですね。
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・・・あっ、和田さんのインスタを見てわかりましたが、使ってたのはデタッチャブルベルである891ZDだ!

usa.yamaha.com
おやおや、ヤマハUSではNEW!になっていますね。
日本ではまだ発表してませんが近く来るでしょう。
興味あり。

昔891Zは発売になった直後買ったんですが、手放してもうたのです。
やっぱりいいモデルだなと思っているのですが、
同じものを買い直すのはやや悔しさがありそのままでしたが、
ZDはありかも。。。
でも元々パワフルな楽器なので、特性が増加されるかな。
こないだクリスマスに横浜でビッグバンドライブをやったのですが、
Rath R3Nデタッチャブルベルの初本番でした。
元々会場も返りが少なかったのですが、楽器自体もそんな感じなので、
ちょっとオーバーフロー気味になってしまいがち。でも録音見るとそれなりに聞こえてる感じです。