駒野逸美、魚返明未デュオ@茅ヶ崎ストーリービル
最近行ってるライブが多いから悩みましたが、近くにくるし魚返さんを聴いてみたいしで行ってきました。ストーリービルは好きなライブハウスだし。パスタも安くて美味しい。
ピアノ素晴らしかったです。
音が綺麗だし、溢れ出るインプロヴィゼーション。旧はハンクジョーンズ、新はブラッドメルドーとか好きそうだなと思いました。スタンダードのスウィングからコンテンポラリなオリジナルまでガラッと弾き分ける。what is this thing called loveではアドリブで完全に入り込んでトランスしてました。そんな遠くない将来に日本を代表するピアニストという扱いになる気がします。
ちなみに「おがえり」と読むそうです。僕ずっと「うおがえし」と読んでました。干物焼く時ひっくり返す派かな。
新譜もゲット。ピアノトリオのアルバムもめちゃくちゃ素晴らしくてびっくりした!
井上銘氏とのデュオもいい。パット・メセニー風かな。
駒野さんもじっと聴けましたが、やっぱり凄いなあ。音色とリズム感。ちなみに大変珍しく在宅勤務にしていたので、定時あがり直後にBach16を練習して、bachの口にしてから聴きにいきました。駒野さん聴いた後はbach吹きたくなりますから前段取り。
駒野さんて、あんまり手癖がわからないくらいフレーズが多彩。あと普通トロンボーンでやらない音符の動きが多い。頭の中どうなってるんや!となります。手癖あるかなと思って着目して聴いてたんですが、フレーズの種類が多すぎてわからなかった…
しかし手癖ってあまりいい意味で使われないことが多いですが、思い返してみるとそれが出るとイエーとなることも多いので、それはそれでビストロのスペシャリテみたいなものと考えてもいいのかもと思いました。JJジョンソンとか、わかりやすくJJフレーズありますもんね。そればっかりだとまた?となりますけど、一日に数回に出るくらいはいい感じかも。
出たばかりのスタンダードアレンジの譜面を持っていってサインしてもらいました。ちなみにこれを吹くと駒野さんぽいなとちょっと感じるんですが、具体的になんで?というとそれがよくわからない。