トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

Shires - Marshall GilkesモデルとGlanzマウスピース

話題のアレを吹いてきました。
Shires - Marshall Gilkesモデル!

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日本で発表になった瞬間にインスタでMarshallがF管付きのモデルを使い始めて「最高だ」と言ってるのがタイミング悪いですが、そのうちそっちも商品化されて出るんでしょうね。
でも.500のF管付きて、普通のプレイヤーはあまり用無しではある。あんなペダルから上まで普通吹きませんから。

それは関係無しでとりあえず今の楽器ですが、これはいいですねえ。
癖がない。倍音多い。持ったバランスもよい。
ちなみにエドワーズ時代のモデルと真逆の作りである。本当に同じ人が開発したのか?と思うくらい。
スライドはニッケル+スリーブなしからブラス+スリーブ付へ。
ベルは極薄ライトベルからデタッチャブルで重めへ。
マウスパイプはスターリングシルバーからブラスへ。
しかし全体的にはバランス良く組んであります。反応はいいし、吹き込んでも限界見えない感じです。
マッチョにバッキバキ感あります。
自分のR3デタッチャブルもそうなので、
これがデタッチャブルベルの特性なのかなと感じてきてます。
やや、やや、繊細さはスポイルされる気も、気もする。接続リング分、ベル重いですしね。
でも反応が重いとは感じないです。言葉にするのが難しいですが。

ちなみに、実は数ヶ月前に日本に1本だけ来ていたサンプル品を吹いていたのですが、
あれと比べるとちょっと印象違うような。。。個体差あるなやはり。
ものによっては、楽器側で結構音色を決められる感じかな?という印象がありました。
全体的には割とムッチリ倍音詰まったクラシカルめな印象です。
英二郎モデルとは違う方向性で、全部のジャンルをこれ1本でできるって感じです。
コンボもビッグバンドもクラシックアンサンブルも全部いけると感じます。
最近、またシャイアーズの波が来てますね。
15年くらい前にブームが来てから、他のメーカーに押された感じもありましたけど復活。
値段もラスほどは高くなってない。

あと気になってたのは、最近大人気らしいグランツマウスピース。
数日前に入ってきたというグランツ細管試しました。
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2ピースタイプなんですね。実は初めて吹くかも。
サイズは7Cくらい?スペックを気にせずに吹いてました。
カップとスロート部分が別々でそれぞれ3,4種類ありました。
結論から言うと、良い!これは売れるでしょうね。
同じカップでもスロート変えると出音も吹奏感も全然変わります。
2ピースで響きがムダになってるという感じはなかったですね。
willie'sのライバルですなこれは。ただ、思想は真逆です。
willie'sは口径深さボア長さすべての総合組み合わせをバランスと考えて、プロと研究してたくさんのバリエーションモデルを出す。
Glanzは口径は固定して深さとスロートを組み替えて個人に選ばせる。
ちなみにグランツさんは元々ヤマハの職人さんだそうです。Facebook見る限りリペア超キレイです。オーバーホールが数十台以上溜まってるそうです。納期未定とか。
Willie'sはマウスピース製作メーカーであり、リペア技術はありませんからね。

多分、グランツはそのうち楽器本体も作るんじゃないかな。そうなると俄然興味が。
全日本トロンボニストが待ち望んでいる待望の日本発工房製トロンボーン
これまでサックスのヤナギサワとか羨ましかった。

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さてグランツをマーシャルにつけて吹いてしまうという。。。
この組み合わせで持って帰りたい。
気になるマーシャルちゃんのお値段は57万円!マーカスボナのケースもついてきます。
欲しいけど、もうしばらく無理です。
しばらくしたらヤマハ891Zのデタッチャブルベルも出るかもですし、そっちと競合しそう。値段は全然違う。唆るぜこれは。