トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

コリンモデルと英二郎モデル

もう一回吹きたいぞと蒲田に行きまして、Shires colin fixedとヤマハYSL-823Gを吹き比べしました。

 

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なんと、これタイプが似てる…似てるぞ!

ライトウェイトタイプ、自由に使える感じ、ストレートな吹きやすさ、上から下まで一定感。思いもよらなかったのでびっくりしてます。

というか自分の好みがほぼ決まってることにもびっくり。R4も似た方向ですからね。結局好きなものに集約されていく・・・

コリンのほうがSSマウスパイプとスリーブ付きのスライドなのでその分で力強さありますけど、それはそうだよねって違いくらい。

 

上で好きなタイプを書きましたが、個人的には固定される感じがあるほうが好きじゃないんですね。昔、edwardsのアレッシホーン(T-396A)吹いたときは、あんまり好きじゃなかったです。どう吹いてもクラシカルな丁寧な音にしかならなくて。逆に言えば、そういうサウンドを常に出したい人にとっては最高なわけです。

が、ウィリアム・コリン氏はアレッシの弟子でもあり、方向性は似てるはずなんですけどね。このコリンモデルは自由にいけます。

Shiresアレッシホーンはまだ吹いたことないです。

 

あるプロの方も823Gにする前はコリンモデル使ってたらしいです。

価格は倍違うので、コリン欲しい方は823Gを吹いてみるのも良いですね。

 

ちょっと気になるのは、Shires特有の作りの若干のあらさ。。。

ベル表面とかラッカーにホコリ入ってるし、ベル縁は既にちょっとサビてるし。

Shires Colin Williamsモデル fixed

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Shires Colin Williamsモデル fixed
久しぶりにこれは良い!と思った楽器に出会いましたよ。
もう持った瞬間になんとなくわかります。
吹く前に、これいいやつや!ってなぜか思いました。

通常と違うところは、ベルやマウスパイプが交換式でない固定式というものですが、
断然こっちのほうが好み。音の塊感があります。

気になるお値段は70万円over!7,8年前のアレッシホーンが65万円で、
こんな価格設定、頭おかしいじゃろ!とか思ってましたけど、今思えばあれ安かったんですね。。。笑

海外の人件費がどんどん上がって楽器が高くなるけど、
日本人の給料は上がらないのでこういうことになるんじゃないかと思います。
10年後は工房系の楽器は100万が普通になってるかもしれませんね。
多分安くはならないでしょう。

でも久しぶりに真剣に欲しくなりました。でも、本当に考えるなら3本は手持ちを手放さないと。。。
置き場の問題で家族に怒られますし、実際ちょっと絞りたい思いもあります。
これだけ高い楽器なら、毎週使うくらいじゃないと気分的にペイしない。
特にRath R4と競合します。

EMO

Willie'sの話題のエモ、吹いてきました。

太管の6ALと5。Rath R4。

河野さんが自由に吹けるマウスピースと言ってた通り、クセのないスッと行く感じでした。アバンギャルドと全然違う。

ラスで開発したとあって、ラスの特性である素直さをそのまま伸ばすイメージ。f:id:nakajiimasan:20201221071253j:image

方向としてはBob Reevesのマーキュリーブランクと同じように思いました。同じシリーズで色々サイズ展開あるのはいいですね。

 

それにしてもEMOって、エモーショナルの略なんでしょうか。

 

中細管に太管マウスピース

中細管といわれる、いわゆるボア0.525のモデルは、普通はスモールシャンクのマウスピースを使うのですが、
マウスパイプ交換式のものだと、ラージシャンクが使えるマウスパイプに変更できたりします。
ずっと昔は、スティーブ・シャイアーズ本人は0.525にラージシャンクのマウスパイプの仕様で使ってたらしいです。
(それを聞いて、同じ仕様を特注して今もまだ持っています)

Rathにもそのマウスパイプがあります。
ジョイブラスでなんと特価品でポロッとおいてあったため買ってみました。
どうやらニッケルシルバーっぽいです。
ヘコだししたものだったのでやすかったらしいですが、こういうあまりメインで使わなさそう
なもの正規の2万~3万って、なかなか出せませんですからね。
マウスピースならともかく、マウスパイプはその楽器にしか使えませんし。

さて早速吹いてみたら、ちゃんと問題なく使えます。
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長さはスモールシャンク分と変わらず。

bob reevesのClarkeをスモールラージそれぞれ吹いてみると、やはりバックボアが全然違うため
ヌケ感があります。
鳴り方は太管ぽくなります。
でも思ったより意外とパキっと行って、これはこれでいいかも。

Shiresの2RVE T525にラージシャンクマウスパイプも持ってるんですが、
どうも太管はもったいない感というか、持ち味の繊細さが薄くなる感があってスモールシャンクで使ってますが、
Rath R3はこれでもいけるかも。

bob reeves gemini

ジョイブラスにボブ・リーブスのジェミニブランクのモデルが入ってたので吹いてきました。

マーキューリーとスタンダードの間の重さで、太管用しかありません。

絶妙な重さです。良い。マーキューリーは軽すぎぜよと思ってた人に丁度いい。僕はスタンダードは重すぎてきついので、これこれこれだよねという感じでした。

これからバンバン入れるみたいです。

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グレッグブラックの細管6Cやらも吹かせてもらいました。よい、が、個体差ある気がします。

ALは深い。よく和田さんこれ吹けるな。さすがです。

 


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お店にはたくさんタケノコが生えてましたが、その中でも目を引いたのはラスバストロのニッケルスクリューベル。

めっちゃかっこいいですけど、100万円かあ。

なんか昨今の楽器値段みると慣れちゃいますけど、世間一般的に趣味で100万円の買い物って、人生で数えるほどしかないレアなイベントだと思うんですよね。

LizarBone - Ao Velho Pedro

LizarBone @ 蒲田espasso brazil
随分久しぶりと思ったら、バンド自体も昨年8月ぶり実に1年3ヶ月の充電期間だったそうです。
しかしそれを感じさせないどころか更にバンド感のあるハーモニーでした。
LizaBoneのライブは録画撮影し放題、SNSも良かったとコメントと一緒であれば投稿し放題とのことなので、
一番LizaBoneらしさがあると思うペドロおじさんをお見せします。

和田さんのメロディック
河野さんの天才鬼才っぷり
高橋さんの揺るぎなさ
ぶにさんの軽やかさ
特にこのバンドのカラーはぶにさんによるところが大きいと思いました。他の人が吹くと全然違うと思います。
現代のバストロは力強さと重厚さがフォーカスされますが、それとは違う軽やかさが個性的です。
マチュアでこのタイプはあんまりいない。

マウスピースは
和田さん GregBlack 6 1/2AL L
河野さん Willie's EMO11
高橋さん Griego でかいの
ぶにさん Greg Black ややでかいの
でした。
Gregのロクハンほしくなる。EMOも吹きたい。

www.youtube.com

チューニング管

Rathの細管チューニング管、R1,R10,R12で違うのか?という話題が知り合いと出ました。一応手持ちのは全部つくのですが、ぎりぎりとユルユルの違いはありますね。

(ベル側チューニング管側両方でなく、片方のみで抜き差しして違うので、組み立て精度じゃない)

よく見てみると、もともとR10についてたチューニング管だけ、10 って刻印ある。

他のは見当たりません。ばっと見同じのサテンイエローのチューニング管。

接続スリーブ部のボアが若干違うとかあるのでしょうか。

海外のサイトだと、一応チューニング管も何々用ってのがあるみたいですね。商売上手だなあ。

 

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佐藤竹善 - Don’t Stop Me Now (Big Band version)

www.youtube.com

佐藤竹善は、エリック宮城系でホーンセクションが集まってるなあと思っていたのですが、
ミュージックビデオ見てみたらめっちゃ熱いですね。
エリック宮城、本田雅人中川英二郎のスタジオホーンセクション御三家が参加。
間奏のソロは中川英二郎。かっこいい。

片岡雄三 Body and Soul

www.youtube.com
トロンボーン:片岡雄三
 ピアノ  :小沢咲希

いいですね!片岡節が満載。
トロンボーン鳴らすってこういうことです。
録音レベル振り切っている笑

ピアノの小沢咲希さんも最近は引っ張りだこ。
このデュオ聞いてみたい。

Giveton Gelin - True Design

www.youtube.com

 

https://music.apple.com/jp/album/true-design/1508540693

トロンボーンじゃないですけど、良いアルバム発見。

 

Giveton Gelin 21歳のトランペット俊英。ロイ・ハーグローヴの弟子だとか。

めちゃくちゃ格好良いです。何しろ音色がよい。

吹きまくるタイプではなく、ちゃんとバンドごと持っていくタイプ。

真っ直ぐに立って堂々と吹く姿もロイハー思い出します。

あと動画みててわかりましたが、ソロ終わった瞬間ステージから退出するのも。

 

昔ながらのスイングから、モダンな曲まで吹きこなす。オリジナルもメロディックでエモエモですね。

 

サイドマンのサックスImmanuel Wilkinsもすごくいいプレイ。

何回も聴いてます。