Slidemonsters Bootcamp@川崎ミューザ
Eijiro Nakagawa
Joseph Alessi
Marshall Gilkes
Brandt Attema
翌日のコンサートのチケットを持ってる人は応募で参加できるという。
うわー、すごいものでした。数年分の宿題が…
こんなものを無料でやってくれたミューザとスラモンに感謝しかないです。
事前は内容が一切不明で、英二郎氏が一人で何かやってくれるのかなくらいに思っていたら、
なんとフルメンバー4人で出てきてくれて歓喜。
全体的には4人がそれぞれウォームアップについて話しながら少しずつ一緒に吹く感じ。
吹く前のブレストレーニングのやり方をアレッシが教えてくれました。ずっとやろう。
あとは英二郎とマーシャルのジャズチーム、ジョーとブラントのクラシックチームに分かれて、
受講者も2箇所に分かれてそれぞれ交代で1コマずつ。
参加者にむけてホビーミュージシャンは手を上げてというのであげたら、半分くらいはプロっぽかったです。クラシックの人が大半だったかなあ。
自分用備忘録。
◎ウォームアップ
・joeのブレストレーニング。両手を上げて吸って、吐きながら床に手をつく。
・いくつもパターンを持っていて、自分のその日のコンディションに合わせてやり分ける(Marshall)
→今日はひとつだけ教える。4分音符4つ、ノンタンギング/タンギング*2回、スケールで上がる
・あと一番大事なのは音色とイメージ。その日の一番最初の音が良くないと、その一日ずっと良くない音がでる(Joseph)
・最初の音はリラックスして。FとかBbとか。
・ここでは仕方ないけど、実は大勢でやるウォームアップは意味がない。一人でいられる部屋を確保して、自分の音をよく聴いてやること。(Joseph)
•歯の間の距離は重要。ここで音色や音程が決まる
◎ジャズチーム
Eijiro Nakagawa
Marshall Gilkes
・JAZZとは、耳から入ってきたものを楽器にどれだけ早く伝えられるかだと思ってる(Marshall)
・自分はトロンボーンプレイヤーとは思ってない。ジャズとかクラシックのミュージシャンとかは言うときはあるけど。Musicをやっているだけ。(Marshall)
・全ては何を聞いてるかとイメージ。アドリブソロやりたい!って(マーシャルに)話しかけてくる人はたくさんいるけど、どんなミュージシャン聴いてる?て聞くと、「JAZZあんまり聞かないです」と答えられたりする。笑(Marshall)
・まずはコピー。その人のスタイルを学ぶ。
→JJのMisteriosoのソロを吹く
→スケール超大事。全てはスケール。JJのこのソロのここの部分、何のスケール使ってるかわかる? (Marshall)
→コンディミだよ(Marshall)
・ジャンルがJAZZだからといって音色がよくなくていいなんてことはない。よい音色は常にイメージ。(Marshall)
・好きなメロディーを転調して練習することはとても大事。(Marshall)
→Grøndahl を吹いた後、それを転調して吹いてみせる
→受講生にモーツァルトのtuba mirumもBbで吹かせてみせたあと、Abでやってごらんとやらせてみる。
転調後の一つ一つの音符を歌えるようにする(Marshall)
→英二郎氏は絶対音感あるので、頭の中で組み替えてやるとのこと
・アドリブやるには最初はブルーススケールがいいと思う。(Marshall)
→みんなでBbブルーススケール
・ブルースの次はリズムチェンジがよい。マーシャルが一番最初にやったコピーはJJのWhat Is This Thing Called Love。(Marshall)
ちょろっと吹いてくれる何かがめちゃくちゃいいです。
マーシャルのJJソロのコピーとか、ボレロのソロとかめちゃくちゃいい音色。
◎クラシックチーム
Joseph Alessi
Brandt Attema
・Sing! 音符が書いてあるものは全てトロンボーンだけじゃなく歌で歌えるように。ジュリアードの生徒にも全員言ってる(Joseph)
・パバロッティのように歌って、それをトロンボーンでやってる(Joseph)
・全てはメロディからスタートする。テクニックではない。
ジュリアードの生徒でなかなかハイトーンがよくならない生徒がいたが、自分の好きなメロディは何かと聞いて、
「スターウォーズのレイア姫のテーマ」と答えたので、それを吹けるところからどんどん上に転調する練習をするようにしたら、ものすごく良くなっていた。(Joseph)
→レイア姫のテーマをジョーがちょろっと吹いてくれたのがめちゃくちゃかっこヨシ!
・スケール練習が超大事。(Brandt)
◎全体
Q.スタッカートをうまくやるにはどうするか。
A.バスケットボールの跳ねる感じ。(Marshall)
マウスピースのシャンク側から息を入れてやる練習がよい(Brandt)
Q.音域でアンブシュアがスイッチしてしまうのを直したほうがいいか
A.(英二郎氏)自分がやる音楽に必要であればやるし、不要であればそのままでいいのでは。
自分もスイッチする方で30年やってきてそれで困らなかったのだが、ある曲でどうしても下から上に駆け上がるとこでできないところがあり、
5,6年前に奏法を大改造した。
2018のモンスターズのツアーで、ジョーたちに楽屋でたくさん聞いた。
どうも彼らはアンブシュアスイッチしていない。マーシャルは超ハイトーンだと少し変えてる感じがあるが。
色々話を聞いて考えた結論は、上の口でそのまま下を掘っていく感じ。
アレッシのレッスン動画をよく見て研究すること。
特に楽器を吹く寸前のところをよく見て。