James Macaulay クインテット@江古田そるとぴーなつ
ようやく聴いてきましたジェームズマコーレー。ずっと気になってはいたんですが。
凄いオリジナリティ。共演者がみな絶賛するのはこういうことか。日本にこれまでこのタイプのトロンボニストはいなかったのでは。あれだけ抽象的なフレーズずっと吹いててバンドを盛り上げていくってすごいなと感じました。
そして何しろ楽器の扱いが上手い。跳躍フレーズやハイトーンをよく使いますが、全く外さない。あの不思議フレーズはこの基礎の上に成り立ってる。
ただ、どのオリジナル曲とアドリブも雰囲気似てるなと感じましたが…笑
トロンボーン的には、マウスピースを当てる位置がかなり上。そしてプラスチックリム。
楽器の構え方もかなり下方向に来る感じです。
演奏の内容も構え方もみると、ひょっとしたらトロンボーン自体は人に習ってないのかも。
あとプレイスタイルが誰にも似てない。特にトロンボーンだと「誰が好きなのかな？」というのがなんとなくわかったりするんですが、
james氏はそれがわからないです。多分最初からトロンボーンじゃない人を参考にしてるのではという気がしました。
だからこそのあのオリジナリティ。
サイドメンにTOKU氏がいたのにビックリ。もはや自分のリーダーバンドしかやらないと思ってました。
特にピアノの永武幹子さんが大変に素晴らしかったです。結構久しぶりだと思って思い返してみると、多分5年ぶりくらいかな…
キレキレのリズムとハーモニーで、本田竹広直系の雰囲気を感じました。リーダーのピアノトリオ聴きに行きたいな。
