トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

プラクティスミュート

プラクティスミュートたち。
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左からベストブラス3つ
e-brass2
Warmup mute
e-brass Jr.
ブレンナーの
sssssshhhhhh Mute

左から2つ目のウォームアップミュートは、もう10年も使ってました。
小さくて便利。
でも家で練習するならシーミュートが良いです。
音が小さいし。
ベストブラスは全体的にLow Bbから下のツボがなくなります。
e-brass Jr.は最近買ってみましたが、warmup muteとの違いはそこまでないような気も。
ただLow Bbの感じは若干よくなった?

今話題のオクラミュート欲しいんですが、どこにも売ってません…(*_*)

ブレンナーも、トランペット用に出てるウィスパーミュート、トロンボーン用早く出ないかと思っております。

マイケル・ラス祭り

みんな大好きマイケル・ラス。
大集合しました。

R3とR10のニッケルサテンが並ぶ光景はあまりないような。。。
R3いいです。欲しい。太くても俊敏。
でも、自分のBach 36Gも意外と負けてないことがわかり一安心。

R100もありましたが、カラッとよく鳴る楽器で驚きました。
以前、どこかのお店で試奏した感じと全然違う。

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hush-a-bye 森山威男カルテット,向井滋春

ふと買ってみたこの1978年録音の、森山威男グループのCD、めちゃくちゃかっこいい。名盤発見!
全員20代くらいのようです。ストレートに熱い熱い演奏。
これこれ、こういうのが好きなんです。

30歳で夭折したテナーサックスの小田切一巳氏の演奏を初めて聞きましたが、全力疾走していてめっちゃかっこいい。
ブルージャイアントの大のイメージって、この人かもしれないなと思いました。
20代の向井さん、この時からものすごいオリジナリティ(; ・`д・´)

向井さんって、この頃からリズムセクションを使うのがめちゃくちゃ上手かったのがよくわかりました。
今の若い人で、こんな存在感ある人っているかな。。。

森山威男:ds
板橋文夫:p
月英明:b
田切一巳:ts,ss
向井滋春:tb


証言で綴る日本のジャズ

"証言で綴る日本のジャズ"

小川隆夫氏の本は内容がしっかりしていて面白いです。
ラジオでジャズミュージシャンをゲストに呼んで対談する番組があったらしく、その書き起こしです。
楽器を始めたころから新人時代とか、ナマの声が書いてあって、記録としても貴重です。こういう情報って、形にしておかないと消えちゃいますから。
昔は音楽演奏が商売として盛んだったってことがよくわかりました。
今、クラブでのレギュラーが一人休みだから、とりあえずお前来て弾いてみろ、ってそこらの学生を呼んで放り込むなんて、ほとんどないですよね(多分)
分厚いハードカバーで、5000円以上の勇気の必要な価格ですが、こういう本ってすぐ絶版になるから、できるだけ早く買っておかないと。。。
中の写真が面白いです。若かりし頃の日野皓正と渡辺貞夫とか。全然わからない!笑
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InterFM『Jazz Conversation』でのインタビューを中心にまとめた、日本のジャズ史についての27名の貴重な証言集。単なるジャズ史としてだけでなく、戦後文化史としても重要な資料です。
貴重な資料写真を掲載した口絵16頁つき。 01)中平穂積、(02)原信夫、(03)瀬川昌久、(04)北村英治、(05)秋吉敏子、(06)(11)渡辺貞夫、(07)佐藤允彦、(08)相倉久人、(09)藤井武、(10)山本信太郎、(12)内田修、(13)山下洋輔、(14)日野皓正、(15)宮間利之&山木孝三郎、(16)油井正一&ボブ・ベルデン、(17)藤井英一、(18)前田憲男、(19)猪俣猛、(20)佐藤良武、(21)石塚孝夫、(22)稲葉國光、(23)中牟礼貞則、(24)湯川れい子、(25)岩味潔、(26)後藤芳子

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JOHN TROPEA BAND

2016/2/27
JOHN TROPEA BAND@富山県民会館・ホール
John Tropea(g)
Randy Brecker(tp)
Steve Gadd(ds)
Rusty Cloud(key,Hammond B3)
Neil Jason(b)
"Blue" Lou Marini(sax)
Larry Farrell(tb)
Ronnie Cuber(bs)
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やたら豪華なメンバーのトロペイちゃんです。
ファンクでしたね。
ソロもフロント1コーラスずつみたいな感じで、もうちょっとガッツリやってくれても良かったのに。
全体のバランスを考えて尺を決めていたんでしょう。
最初の数曲はリハやってなかったの?みたいな若干恐る恐るの雰囲気でしたが、
2ndに入れば全開でした。\(^o^)/

やはりRandy Breckerの存在感。
あとSteve Gaddの上手さよ。。。
全体的には目立たずフォローに徹していたのですが、目立たないところでも完璧な仕事をしていました。
Larry Farrellは初めて聞いたのですが、
体格のイメージと違って音はすごく繊細で澄んでてやわらかい。
フレッド・ウェズリーとは真逆のタイプでした。
こういう音楽やってても、割らないでいいんですよ。って感じでした。

滑川トロンボーントリオ コンサート

2016年2月28日
滑川トロンボーントリオ
演奏会 Vol.4
@富山県富山市 富山県共生センター サンフォルテ

富山県出身トロンボーンプレイヤーで構成されている、
滑川トロンボーントリオの演奏会を聴いてきました。
この演奏会、全部自分たちで準備した自主公演らしいです。凄い。

富山で活躍しているトロンボーン廣瀬大悟氏をようやく見ることができました。
真顔で冗談なのかわからない冗談を言う、三谷幸喜タイプの人で、とても愉快でした。
演奏会の内容も、全体的にジョークがちりばめられてものすごくユニーク。クラシックの演奏会でここまでやっていいんだなと思うくらいでした。オリジナリティあふれていてブラヴォー!( ^ω^ )
演奏の中で特に印象が残ったのは、Tb+Pfのデュオでの古都三景。抜粋で"鎌倉"のみでしたが、組曲全部聴きたいくらいでした。

ていうか、ほんと三谷幸喜に色んな意味で似てるような…
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自分の音で奏でよう! ~ベルリン・フィルのホルン奏者が語る異端のアンチ・メソッド演奏論~

自分の音で奏でよう! ~ベルリン・フィルのホルン奏者が語る異端のアンチ・メソッド演奏論~2016/1/22
著 ファーガス・マクウィリアム

ベルリンフィルのホルンのファーガス氏の新刊、読んでみました。
大体は心構えが書いてあって、管楽器をやる人全員のためになる感じです。
ホルンの上吹き、下吹きって単語は知ってましたが、こんな厳格に分けられてるなんて知りませんでした。楽器は同じなのに。
※ファーガスはそれに否定的
テナートロンボーンバストロンボーンの違いに近いかな…これは別物の楽器と思ってますが( ;´Д`)

楽器の腐食

中古で買った20年くらい前のBach 36のスライドです。
スライド持ちてが結構やられてます。

管楽器の、ラッカーが剥がれた後の小さいボコボコはどんな侵食されてるのかなと思って調べてみたら、
【脱亜鉛腐食】
という状態らしいです。
ははあ、真鍮は銅と亜鉛の合金ですが、亜鉛だけが溶けていき、後は銅が残るということでしょうか。
古い楽器は穴が空いちゃうことがあるのは、このせいですね。

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亜鉛腐食
dezincification corrosion
銅-亜鉛系合金において、合金中の亜鉛だけが腐食溶出し、後に多孔質の銅と腐食生成物が残る現象、又は合金の両成分が溶解し、銅だけが再析出する現象。
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ここ、何かの雑誌の記事抜きのようですが、黄銅の腐食について書いてあります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcorr1954/8/6/8_6_264/_pdf
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(4) 脱亜鉛腐食
この現 象は腐食に よって溶 出した黄銅成分 の うち,
Cuの みが一度腐食 した ところに再 沈着 して,
粗 雑 な沈 着層 を生 ず るために起 るもの と考えられ てい る。
亜鉛 腐食 を生ず る傾 向はZn含 有 量の多い黄銅 ほ ど激 しく,
Zn15%以 下 の黄 銅では,実 用的には,ほ とん ど脱亜鉛腐 食を生ず る ことはない。
脱亜 鉛腐食は淡水 中にお いて も生ず るが,中 濃度以下
の塩水中において生 じ易 く,ま た高温 の液に よって よ り
生 じ易 くな る。
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>>脱亜鉛 腐食 を生ず る傾 向はZn含 有 量の多い黄銅 ほ ど激 しく,
>>Zn15%以 下 の黄 銅では,実 用的には,ほ とん ど脱亜鉛腐 食を生ず る ことはない。
ここから、手持ち部分をレッドブラス(Zn10%程度と聞きます)にすれば腐食対策になる?
と思いましたが、銅が多くなると柔らかくなりそうですし、音も結構変わりそうですね。

>>中濃度以下の塩水中において生じ易く,
まあ間違いなく汗っかきの人だと侵食が早いんでしょう。
あとは楽器を使った後、ちゃんと拭くかどうかかな。

この脱亜鉛腐食という言葉を知ってる人はあまりいないと思うので、
おっさんは吹奏楽団の若い女の子相手にドヤ顔でこの単語を説明してあげるのはいかがでしょうか。
安心してください、引かれますよ。

Eli Degibri - Cliff Hangin'

なんでイスラエルの人はこんなに上手いのでしょう?
何か教育システムでもあるのでしょうか。

ようやく年末年始で、実家に録画してあった東京ジャズ2015を見ました。
個人的ベストはEli Degibri。なんてメロディックなテナー!
CDガサーっと大人買いしました。\(^o^)/
すぐ届いた2015年の新譜が傑作。ピアノとドラムが20歳前後。若々しい。東京ジャズに出てたメンバーのような感じです。
ピアノのGadi Lehavi。なんでこんな演奏できるんだ。。。

先日、Shai Maestro聴いて大層満足でしたが、
Eli Degibriといい、最近イスラエル・ジャズが隆盛です。
なんでイスラエルの人はこんなに上手いのでしょうか。音色は端正だし、特にリズムが強烈。全体的にみな雰囲気は似てると感じてます。
理由は、ちょっと調べてもよくわかりませんでした。
Avishai Cohenを筆頭に、たまたま僕が見かけた人だけが上手いって可能性もありますが、なんとなくそれだけとは思えない。



Eli Degibri - Cliff Hangin' preview - SONG X 032

Tenor Trombone IPAC Case :Protec

2016あけましておめでとうございます。
トロンボーンネタがあまりないので更新しそびれていましたが、
ケースについて記事を残してないと気づきました。
今までいろんなケースを買ってきたので、実体験に基づいた記事が残せるかと思います。
トロンボーンケースについてまとめたブログはあまりないはずです。

さて先日protecの新型ケースを買いました。
2015年秋くらいに出たものらしいです。
Tenor Trombone IPAC Case
IP306CT
Tenor Trombone IPAC Case - Contoured
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結論から言って、ジョリーグッドです。
ベストに近い。
これまで一番良かったのは、マーカスボナのライトケースだったのですが、
これがとにかく高い。7万くらいします。ブラジル製なのになぜ。。。
しかし品質はピカイチです\(^o^)/
こちらのレビューは後日します。

もう一本これを買うかと思って新宿のウィンドクルーに行ったのですが、
この新型protecが出ていて、見てみたらナイス。形も楽器の入れ方もボナにそっくり。
というかパクリ・・・?(; ・`д・´)
まあ、エドワーズのケースもほとんど同じ作りなので、そっちかもしれませんが。
話によると、エドワーズの方がボナより後発なので、エドワーズもパクったのかもしれません。
とにかくポイントはおさえていて、価格はボナの半額!\(^o^)/
これに決めました。

私の楽器ケースの求めるポイントは
・全長1m
・背負える
・ハードorセミハード
・クッション性
です。
実は全長をかなり重要視しています。
なぜなら、1mなら、駅の一番大きいコインロッカーと、
航空会社の楽器ケースコンテナに入るからです。
この視点は、意外と楽器屋の店員さんにもありません。

IP306CTはジョリーグッドです。
いま手に入るケースで一番のオススメかも。
後発のせいか、ボナよりいい箇所もあります。
ボナは、なぜかスライドとベルの間の仕切りが一部分なくて、
しまう時や輸送中にベル縁にスライドをぶつけないか、ちょっと不安なんですよ。
このケースは全部区切られてるので安心。

欠点は、色が無骨な黒しかないので、ボナのカラフルなカラーにはかなわないところか。
学生や女の子にはちょっとそこがイマイチかも。
でも肝心な機能的なところはバッチリです。

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今はテナーを入れてるので、念のためプチプチを巻いてます。
テナーバスなら不要でしょう。

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ボナはここに仕切りがないのです。