トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

Joe Alessi & Chick Corea

チック・コリアに捧ぐ
東京都交響楽団+ジョセフ・アレッシ
指揮 アラン・ギルバート
@サントリーホール

うわー、ブラビッシシシシモ!感動。
ジョイブラス企画で午前中のリハから見学できました。プロオケのリハ見られるなんてあんまチャンスない!めっちゃ勉強になりました。
アラン氏が日本語で指示しとると思ったら、アラン氏のお母さんはニューヨークフィルの日本人バイオリニストだったとは。しかも両親ともニューヨークフィルの奏者で、アレッシと友人だったぽいです。
リハは二階席、本番は一階席7列目でアレッシの音を聴き比べ。めっちゃ遠鳴りします。
楽器的には、ベルカットではなかったかな。トロンビライザーつけてました。ジョイブラス冥利に尽きそう。


このブログ見ている人にいないような気がしますが、ジョセフ・アレッシを知らない一般人の方に説明しましょう。
アレッシは、多分世界中のトロンボーンプレイヤーが口を揃えて世界最高と言うトロンボーン楽家です。63歳、ニューヨークフィル在席32年、最ベテラン。バーンスタインの指揮で吹いた最後の人じゃなかったかな。
さてチック・コリアトロンボーン協奏曲は超難度で、やはりチックらしさ感じるような曲でした。こんなのも書けるなんて、引き出しが多い。亡くなったのは惜しかった。せめてチック本人とアレッシの演奏で音源が残ってくれれば…
これはこれから色んな人が演奏して残るかなあ。しかし難しすぎる。
24分もある曲を吹きまくって、最後の最後がHiF#?どんだけ〜

配布された都響のパンフ的なものがインタビュー載ってて、これまた内容詰まってて素晴らしい。
なんと、アレッシ氏は昨年11月にベル麻痺になって数ヶ月吹けなかったのを完全回復したらしいです。
個人的には、下の音の遠いポジションの音程が微妙なところあるかと感じましたが、やはりトロンボーンプレイヤーは加齢が影響あるかな。スローカーもベッケもそうだった。でも音楽性には全く関係ないです。

ボレロは、自分的に初の生ボレロでした。
すごかった…なんとアレッシが乗るというボーナス。
ソロは感動しました。終わったところでクラシックなのに拍手しそうになりました。多分みんなそうだったと思います。
多分、これからボレロの話が出たら、生涯最高のボレロのソロを聴いたのはアレッシのだ、と言うことになるでしょう。
現役オケマンとしてのアレッシのボレロが聴けるのはこれが最後の機会かも。行って良かった。
アランギルバートの指揮って、情熱的でわかりやすいですね。煽って盛り上げまくる感じが好き。
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お、都響のリハの動画ありました。
おおーい!なんでアレッシのソロ始まったところで切るんや!

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こっちではトゥッティでアレッシの音が聞こえますが。。。

ニューヨーク・フィルがやってるボレロのCDないのかな。

リハと本番の間に、いつもの好きな赤坂のオーセンティクのハンバーガー。こんなにサントリーホールから近いのね。
ライブ前に炭水化物を食べると寝てしまう傾向あるのですが、今回は色々興奮して寝なかった。


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Concerto Digital: Osesp, Giancarlo Guerrero e Joseph Alessi, obras de Chick Corea e R. Strauss