ちょっと前のライブですが。
10/22
小曽根真feat. No name horses
Tribute to chick corea@オーチャードホール
聴いてきました。素晴らしかったです。
トロンボーン的には中川英二郎氏活躍。お弟子さんの半田信英氏も並んでいました。
ノーネームの2ndトロンボーンは片岡さんが辞めてからずっとアレッシやらマーシャルやら
毎回外から連れてきていましたが、それが難しい昨今、ようやく日本人になった感じですかね。
全体的な感想。
クラシカルサクソフォンの須川展也氏もチック・コリア作曲のソナタを演奏。現代的ですっごい難しそうな曲。
だけどところどころチックぽさがあるという不思議。
チック・コリアは演奏もそうですが、作曲も凄かったんだなあ。モーツァルトに比肩するかもしれないと思いました。
小曽根真氏は相変わらずすごい。ゲームでよくある、五角形くらいのキャラクタパラメータグラフでピアニストとしてのステータス表示したら、全てが最高値でカンストみたいな感じです。
白眉はバークリー卒の秩父英里さんと鈴木瑶子さんの二人の若き演奏・作曲家のアレンジ。マリアシュナイダーや狭間美帆系の最新のニューヨークのコンテンポラリアレンジという感じ。こういうの、自分も一度くらい演奏してみたいです。めちゃくちゃ難しいけど。まー、アマチュアだと機会がないですね。自分で人と譜面手配するのはむり。
鈴木瑶子さんとは少し縁があって、10年くらい?前に錦糸町のJFLOWセッションで一緒になって、その時は大学入りたてって言っててびっくりした覚えが。ものすごく耳が良かったです。何かをやったら反応してくれる。今でも印象に残ってるくらい。
それから何回かお世話になっていましたが、しばらくして自分がどこかに転勤になってそれきり。
この人は絶対有名になるだろうなと思ってたんですが、今日はオーチャードホールで小曽根真とグランドピアノとキーボードで並んで座って丁々発止の演奏をするくらいになってました。笑
あと5年位前、多分ここオーチャードホールで小曽根真ライブを聴いたとき、偶然席が隣だったことがあったな。向こうはこっちのこと覚えてないだろうので話しかけはしませんでしたが…
今日のアレンジもめっちゃかっこよかったし、そのうちアルバムを期待。
いやあ、教育ってすごいですね。学生がこんな素晴らしい技術を持って成長する。
こうやってノーネームみたいな資金力がある(と思う)ビッグバンドが若手アレンジャーにアレンジを依頼して演奏するというのはwin-winな感じな気がします。ビッグバンドもアレンジャーも、そしてお客も嬉しいからwin-win-winか。