トロンボーンのメインチューニング管の材質が音に大きく影響があるのは皆さんご存知の通りですが、
そもそものすり合わせもめちゃくちゃ重要です。
ここ数年、ここを調整すると鳴りが劇的に変わることがわかってきました。
naka4ma3.hatenablog.com
特にスライド側かな。
このBach 36B、買ったときからチューニング管のスライド側にほんの少しだけ凹みがありました。なんか強めにテーブルに置いてほんの少し一部平らになったような感じ。
多分製造時の適当さだと思います。Bachだからね・・・
写真に撮ってもうまく映らないくらいではありますので、気にしてなかったんでしょう。
1,2年はそれで気にせず吹いてたのですが、単体で差し込みすると、その位置になるとほんの少し抵抗があることがわかって、
朝香工房さんでヘコだしと調整してもらいました。
内側から叩いて、出っ張った分は削ってという感じで調整したそうです。
ヘコだし後は目でみても全然わからないくらいキレイ。さすが!
削った分、管厚がほんの少し薄くなっているそうですが、それは気にならなかった。(というかわからない・・・)
で、ビッグバンドリハで吹いてみたところ、一部感じていた妙な硬さがなくなり、特にmpくらいですごく吹きやすくなりました。
感動した!
管が凹むと、凹んだだけでなく、その周囲がわずかに膨らむんですよ。
摺動部でなければそこまで大きな問題にならないと思うのですが、摺動部はここが引っかかりになってしまう。きついと抵抗になる。
それでも入らないほどじゃないので気にせず使えてしまうのですが、
ものすごくシビアです。
逆にユルユルの楽器もありますが、あれもかなり振動がロスする印象があります。。
あれは逆に少し拡大してきつくしてもらうと全然変わります。
前にも書きましたがM.Rath、摺動部にかなり強めの型番のパンチあるんですけど、これ音に影響ある・・・そもそもなぜここにパンチが必要?
Rathはマウスパイプも結構凹んでるし、そこらへん丁寧にやってほしい。