トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

YSL-825

早速吹いてきました。YSL-825。
予想通りヤマッハホーンで、エドワーズやシャイアーズを相当意識している感じでした。
YSL-882ORより自由度が高いように感じました。
が、5分くらい吹いたら、ちょっと疲れたと思ったので、ややきつめかもしれません。
吹き込んだ際の限界は相当高いと思いました。
独特な巻きから、抵抗強いのでは?と思いますけど全然そんなことなかったです。
F管の抜け管がBb管と変わらなくて良い感じ。
かなり開発に頑張って作り込んだ感があります。

ただ、この楽器が40万だったらとてもおすすめなのですが、実売60万。。。
従来より定価からの割引率が低い。なぜ。
あと一番気になったのは、客層のターゲットって誰を想像しているんだろう?って思いました。
オーケストラやってるハイアマチュアかプロなら、エドワーズかシャイアーズともろ競合。
確かにそっちに比べると少し安いので勝つつもりかもしれませんが。。。
あえて825を選ぶ何かがあるかというと、やや厳しいのではと感じました。
組み立てや仕上げの精巧さではダントツですけどね。特に最近のシャイアーズは作りのあらさが目立つ。
ただ、ターゲットとしては、少なくとも吹奏楽やっているアマチュアや中高生向けではない。
Bach42Bが37万くらい、Conn 88Hが33万くらいなので、もしこれが40万だったらタイプの違う競合として大いにオススメできるのですが。
42Bや88Hの良い個体はやっぱり文句なしに良いからなあ。それで困らないですし。

しかしながら余談ですけど、楽器の値段は世界的にどんどん上がっていくですからね。→それは世界の人件費が上昇しているのに連動
最近出たシャイアーズのアレッシモデルは実売85万とか。。。ホルンかよ。
コリンモデルが70万で15万の差があるかというと、自分的にはないように感じました。

10年ちょっと前、エドワーズのアレッシホーンが出たときに定価65万値引きなし販売でやばいな、アレッシへのお布施かなと思っていたのが夢のようです。
あ、ひょっとして当時のアレッシホーンよりは安価という値段設定かも?

なんか、楽器そのものでなく、ヤマハの販売戦略のレビューになってしまいました。

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