最近トロンボーンが高すぎて、ブログ書くネタがない!という感じです。
が、ようやくひとつ出てきました。
ジョイブラスでグランツトロンボーン2daysでした。
実はRathのベルを切ってもらおうかなあと相談に行ったところ、
マスター高山さんがおられグランツトロンボーンもあったので久しぶりに試奏しました。
吹いてびっくり。印象がすごく良くなった!
一年くらい前に出たての頃に吹いたときはちょっと音が開きすぎる感じがあって、自分の好きなタイプではありませんでしたが、
今回はかなりセンター、コンパクトな方向になっていました。
※2024年4月に吹いてましたね。
naka4ma3.hatenablog.com
太管なのですが、これならジャズ系でもいけるかもってくらい。ビッグバンドの3rdとかにいい。
吹いたらいい感じに楽器全体の振動が伝わってきます。
個人的な感覚では、良いShiresに近い感じです。Shiresのコリンモデルに似ている。
イエローブラスの通常モデルの、デタッチャブルベルとノーマルベルをそれぞれ2台吹きましたが、
個人的にはノーマルベルのほうが好みでした。個体差だな。
シリアルが1桁台と20番台だったので、やはりちょっと変わってるのかな。
高山さんにお話を伺うと、やはりどんどん作るたびに工夫しているそうです。
設計は同じようでも、組み立て方とか音響調整とかで全然変わるとのこと。
巻きがShiresなのでやはり意識しているかと聞いたら、大元はミニックとのこと。そうなんだ。
管の内径とかはShiresと全然違うらしい。
生産ペースはどれくらいか伺うと、毎日9-5時でやっても月産1.5台ペースだそうです。
私も非鉄金属関係の設備の仕事で働いているのでイメージできますが、こんな細かい部品をすべて手作りで1人で作ってるって、
ほぼ狂気の世界かと思います。
ロータリーもどこかの買ってこずに自分で削り出し溶接して作られているとかね。。。
高山さん自身は丁寧でにこやかな方なのですが、ストイックすぎる狂気の何かを感じました。(褒め言葉
次に欲しい楽器はグランツだなぁ。
今まで数十本トロンボーンを通過してきて、もうだいぶ楽しんだ感じはありますが、
せっかく日本唯一のトロンボーン工房ができたので、手に入れたい思いが出てきましたね。
税込み88万円だそうです。
単純に考えると高いですけど、今手に入るトロンボーン、舶来物が異常高騰しているのを考えると、いいチョイスになると思います。
作るのに1ヶ月以上かかるものに80万円というのは、まあそんなものかなという気も。生活費、設備投資費、変動費諸々…
逆にヤマハってすごいんだなということにも思い当たります。笑