トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

Theme for Basie

マイケルディーズの新譜に入っている4トロンボーンアレンジのTheme for Basieがカッコ良すぎて毎日聴いております。
これは譜面に起こして、どこかのトロンボーンがたくさんいそうなセッションに持っていきたい。( ̄ー ̄)ニヤリ

このタイトルと曲想から、てっきり管楽器用に書かれた曲かと思っていましたが、フィニアス ニューボーンJrの曲でした。初出はおそらくサム ジョーンズとかとトリオで録音したやつです。ピアニストがこんな管楽器映えする曲を作っていたとは!

マイケル ディーズは数年前は手数多すぎで疲れて好きじゃなかったんですが、
ここ最近は方向性が変わったのかか聞きやすくて大好きです。

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Z Express bigband feat.中川英二郎

Zエクスプレスビッグバンドで中川英二郎氏聴いてきました。
よく太管で、あんなに音を絞り込んだフォルテが吹けるなとビックリ。楽器の中で凝縮してるみたいです。

中川英二郎氏はビッグバンド前で吹いたことが殆どなかったらしいので、面白いライブでした。
これで色々思ったことがあります。
日本のジャズ系トロンボーンプレイヤー有名トップ3といえば、中川英二郎氏、村田陽一氏、片岡雄三氏でしょう。
全員たくさん生演奏聴いてきてわかったのは、三人ともかなりスタイルが違う。

アドリブソロ的なソリストとして爆発力は片岡氏が飛び抜けてる。しかし編曲能力はない。
村田氏は、バンド作りも含めてトロンボーンをカッコよく聴かせるプロデュース力がピカイチ。
あと椎名林檎アレンジ関係で、日本で一番たくさんの人に聞かれてるトロンボニストでは。

中川氏は、万人ウケするわかりやすい凄さ。
トラディショナルなストレートジャズよりは、8ビート以上やクラシック風味の方が得意そうな気がする。作曲した曲も綺麗。
吹奏楽関係者には一番有名人。

そして、使用楽器もヤマハ、Bach、Kingに分かれている…

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Urban Agnas First tone and Flow

練習動画です。ウルバン・アグナスというトランペッターが公開している基礎練習動画。
ストックホルム チャンバーブラスのトランペッターとのこと。
トロンボーンプレイヤーの和田充弘さんから教えてもらいました。
すごくきついけどめちゃくちゃいい!とのことです。
息のフローを重点において吹いていく感じです。
モネットのピッチセンターの考えが基本にあるようです。
動画も1から14くらいまであるようで、こんなに無料で公開してくれるなんて、なんて素晴らしい方なんでしょう。

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Michael Dease / Bonafide

マイケルディーズの新作!
マーシャルジルキス、コンラッドハーウィグとのタッグ。世界最高峰のスターたちで組んだトロンボーンジャズアンサンブル。
バストロのジナ・ベナルカッツァー(?)は初めて知りましたが、女性のベーストロンボーン
いい音です。

4トロンボーンのCDではなく、あくまでマイケルディーズのCDということで、
4人でやっているのは1曲のみで、あとはソロ・デュオ・トリオといろいろ構成もあり、
聞きやすくていい感じです。

4人の曲はスーパートロンボーン系統ですが、あそこまで難しさ・いやらしさを感じるアレンジでもなく、
割と素直な感じで好きです。
ソロはバカテクですが、もう現代のトロンボーンプレイヤーはバカテクばかりなので驚きはしませんね。。。笑


Michael Dease - trombone
Marshall Gilkes - trombone
Conrad Herwig - t.bone
Gina Benalcazar - bass t.bone
Sam Dillon - tenor sax
David Hazeltine - piano
Todd Coolman - bass
E.J. Strickland - drums

Bonafide

Bonafide

  • Michael Dease
  • ジャズ
  • ¥1650

YSL-823G追加

823Gをお持ちのプロの方に、ちょっと吹かせてもらいました。
やっぱり軽さはありますね。
3本の中から選定したが、やはりかなり個体差があったとのこと。

Monetteをつけて吹かせてもらいましたが、かなりいい感じで、
やっぱり元々はこれで開発していたんだろうなあ、という感じです。

YSL-823Gの試奏

昨日出たばかりのYSL-823G試奏してきました。
みんな気になるヤマハの新製品。

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ライトウェイトの太管は珍しいから、世の中のトロンボニストにとって良い選択肢ですね。良いモデルが出た。
細い軽い太管って、なかなか無いので、これはニッチなところに切り込んできた。

英二郎テナー895ENを太管にしたイメージ通りでした。
上から下まで均一に出る。弱ければ弱く、強ければ強く自由に吹けます。
ベルも214mmだから、標準の8.5インチ(216mm)に比べて小さい。
吹いてて小さい感じはしませんが、8.5インチだと大きくて8インチだと小さいという感覚がよくわかるので、
このこだわりはとても好印象。
2枚取りライトウェイトのゴールドブラスということで、若干Connらしさも感じました。

そして楽器が軽い。
楽器が物理的に軽いのはいいことです!
持った瞬間、ああこれこれという感じになりました。
普通のトロンボーンは1.5kgくらいあって、200g以上軽くなっているとか。
軽いといっても音は開かない方向で作っていて、ffでも散りませんでした。
比較でYSL-882ORも吹かせてもらいましたが、お、重い。。。
となってしまいました。

リングがなくなっていたり、F管レバーの構造が変わっていたり。
なんとなく、ずっと昔のヤマハプロモデルとかこんな外観だったような気がするんですが、
どうでしょうか。

さてこの1本さえあれば吹奏楽からビッグバンド、コンボまで一通りなんでも対応できそうだなと思いました。
中川英二郎氏はまさにそのイメージで開発したそうですし)
これは人気が出そう。ただし高い。XENO含めて最高プライスです。
ただまあ今は海外メーカーで実売50万以上が普通みたいにもなってきていますし、
それに比べれば十分買いやすい。
このご時世楽器屋さんは楽器売るの大変でしょうね。。。
メーカー仕入れが上がっても、我々の給料は全然上がっていないので、買える人は減りますね。


個人的な印象では、895と同じく個体差が大きい気がします。
複数本比較してみたいところですね。
個体差が出やすいのがベルと支柱の溶接方法によるらしいですね。
ロウ付けかハンダで違っていて、ハンダ付けの方が個体差が大きくなると店員さんに聞いたことがあります。
Bachがハンダ付け、Kingがロウ付け。個体差が大きいのはBachですよね。


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一番気になったのはYSL-823Gの広告。
明らかにマウスピースが付属の48ではないのに笑いました。笑
多分中川英二郎氏のシグネチャーですが、そのうち市販されるかな。
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Bach 16MとRath R2

意外と出会わないBach 16MとRath R2を試奏してきました。
両方共ほぼ同じボア、ニッケルライトウェイトスライドという共通点。

お店のBach 16Mと16を比べてみたら、持ち手の親指がかかる部分の位置が全然違いました。16Mはすごく握りやすい。
しかしこれ多分個体差なような気がします。
村田陽一氏のポスター見ると、同じように握りやすい位置にあったのですが、お店にあったのを見てみると、かなり親指が遠くなります。
これ以前に16同士で比べても違っていたので、かなりそのあたりアバウトなようです。。。

さて16Mは実はほぼ初めて吹くのでしたが、これはいいですね。
軽いのに音は散らない。ふくよかで反応も良くて吹きやすい。パッと張った音も出しやすい。
村田陽一氏選定品ということもあったのかもしれませんが。

Rathもコンラッド・ハーウィグ氏選定品で、これまた音の塊感がすごい。Rathの特徴です。

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Michael Rath R3

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JoybrassにてMichael Rath R3が入荷しておりました。
黄ベル、ニッケルライトウェイトスライドです。
吹いてみましたが、反応もいいし、中細管特有のボリュームもありいいですねえ。
Rath特有の音のカタマリ感があります。

ほしいですが、自分はF管付きのものを持っているので。。。
気になるお値段は多分50万超。
Rathのテナー管って、ちょっと割高に感じます。。。

Duoleiro & Coimbra Jazz Ensemble

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Duoleiro & Coimbra Jazz Ensemble
Mi-La
今をときめくブラジルのトロンボーンプレイヤーRafael Rochaのバンドです。
いとこが大学のビッグバンドのコンテスト曲に、これやるかもしれないとのこと。
高難度のトロンボーンフィーチャーでやばたにえん。
いやしかしかっこいい。
ブラジルのトロンボーン全般に感じますが、この音のキレの良さというのは
どこから来るのでしょうかね。ブラジルポルトガル語を話すとこうなるんでしょうか。

Just Friends

なぜかトロンボーンにとってのJust Friendsって、鉄板感がありますよね。
その源流を作り出した演奏はあるのでしょうか。
まあこのJ.J.JohnsonのJust Friendsあたりではないかと思うのですが。
後期Johnsonの名演。
最近これのコピーをはじめました。

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