トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

超一流になるのは才能か努力か?

超一流になるのは才能か努力か?
アンダース・エリクソン (著), ロバート・プール (著)
kidleセールで半額だったので飛行機の中で読みましたが、
とても面白いです。
【面白いと思ったところ】
・ベルリン音大のバイオリン科を対象
・教授に学生のレベルを聞いて、S、A、Bグループと分けて、それぞれ18歳までの練習時間を調査
・SはBに比べて練習時間がとても多いという明らかな相関関係があった
・同じく、Sの将来の姿であると予想されるベルリン・フィルの団員(ベテラン)の18歳までの練習時間を調査すると、大体Sと同じ程度であった
結論は、スーパースターは才能ではなく努力によるものである、という事です。
ただしBと分けられた学生だって、ベルリン音大のバイオリン科に入れた学生なので練習していないわけはなく、非常に大変な事であります。
そして、全ての学生が
・練習は楽しいものではない
と答えていたとか。(ー_ー;)
さらに
・ただし、ただ時間をかけている漫然とした練習ではだめ。
と色々考察があります。
何がいいかは本を読んでください。
前から僕は「たくさん練習している人が上手いわけではないが、上手い人は必ずみなよく練習している」と感じていたのですが、割とそれに感覚的に合う結論です。
大人になっても何らかの訓練をやった人は、脳みそのある部位が有意に変化するそうです。
絶対音感も、大人になってからも身につけられる可能性はあるらしいですよ。
幼少期に身につけるよりは非常に努力が必要なうえ、一部の人については訓練により改善が見られた、というくらいのようですが。
上達するには、コンフォートゾーンの外側の練習をやることが必要とのことで、
これは和田充弘さんもレッスンでよく言ってました。
「1日のうち、自分に出来ない範囲のことを必ずチャレンジする」と。