トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

YSL-823Gの試奏

昨日出たばかりのYSL-823G試奏してきました。
みんな気になるヤマハの新製品。

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ライトウェイトの太管は珍しいから、世の中のトロンボニストにとって良い選択肢ですね。良いモデルが出た。
細い軽い太管って、なかなか無いので、これはニッチなところに切り込んできた。

英二郎テナー895ENを太管にしたイメージ通りでした。
上から下まで均一に出る。弱ければ弱く、強ければ強く自由に吹けます。
ベルも214mmだから、標準の8.5インチ(216mm)に比べて小さい。
吹いてて小さい感じはしませんが、8.5インチだと大きくて8インチだと小さいという感覚がよくわかるので、
このこだわりはとても好印象。
2枚取りライトウェイトのゴールドブラスということで、若干Connらしさも感じました。

そして楽器が軽い。
楽器が物理的に軽いのはいいことです!
持った瞬間、ああこれこれという感じになりました。
普通のトロンボーンは1.5kgくらいあって、200g以上軽くなっているとか。
軽いといっても音は開かない方向で作っていて、ffでも散りませんでした。
比較でYSL-882ORも吹かせてもらいましたが、お、重い。。。
となってしまいました。

リングがなくなっていたり、F管レバーの構造が変わっていたり。
なんとなく、ずっと昔のヤマハプロモデルとかこんな外観だったような気がするんですが、
どうでしょうか。

さてこの1本さえあれば吹奏楽からビッグバンド、コンボまで一通りなんでも対応できそうだなと思いました。
中川英二郎氏はまさにそのイメージで開発したそうですし)
これは人気が出そう。ただし高い。XENO含めて最高プライスです。
ただまあ今は海外メーカーで実売50万以上が普通みたいにもなってきていますし、
それに比べれば十分買いやすい。
このご時世楽器屋さんは楽器売るの大変でしょうね。。。
メーカー仕入れが上がっても、我々の給料は全然上がっていないので、買える人は減りますね。


個人的な印象では、895と同じく個体差が大きい気がします。
複数本比較してみたいところですね。
個体差が出やすいのがベルと支柱の溶接方法によるらしいですね。
ロウ付けかハンダで違っていて、ハンダ付けの方が個体差が大きくなると店員さんに聞いたことがあります。
Bachがハンダ付け、Kingがロウ付け。個体差が大きいのはBachですよね。


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一番気になったのはYSL-823Gの広告。
明らかにマウスピースが付属の48ではないのに笑いました。笑
多分中川英二郎氏のシグネチャーですが、そのうち市販されるかな。
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Bach 16MとRath R2

意外と出会わないBach 16MとRath R2を試奏してきました。
両方共ほぼ同じボア、ニッケルライトウェイトスライドという共通点。

お店のBach 16Mと16を比べてみたら、持ち手の親指がかかる部分の位置が全然違いました。16Mはすごく握りやすい。
しかしこれ多分個体差なような気がします。
村田陽一氏のポスター見ると、同じように握りやすい位置にあったのですが、お店にあったのを見てみると、かなり親指が遠くなります。
これ以前に16同士で比べても違っていたので、かなりそのあたりアバウトなようです。。。

さて16Mは実はほぼ初めて吹くのでしたが、これはいいですね。
軽いのに音は散らない。ふくよかで反応も良くて吹きやすい。パッと張った音も出しやすい。
村田陽一氏選定品ということもあったのかもしれませんが。

Rathもコンラッド・ハーウィグ氏選定品で、これまた音の塊感がすごい。Rathの特徴です。

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Michael Rath R3

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JoybrassにてMichael Rath R3が入荷しておりました。
黄ベル、ニッケルライトウェイトスライドです。
吹いてみましたが、反応もいいし、中細管特有のボリュームもありいいですねえ。
Rath特有の音のカタマリ感があります。

ほしいですが、自分はF管付きのものを持っているので。。。
気になるお値段は多分50万超。
Rathのテナー管って、ちょっと割高に感じます。。。

Duoleiro & Coimbra Jazz Ensemble

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Duoleiro & Coimbra Jazz Ensemble
Mi-La
今をときめくブラジルのトロンボーンプレイヤーRafael Rochaのバンドです。
いとこが大学のビッグバンドのコンテスト曲に、これやるかもしれないとのこと。
高難度のトロンボーンフィーチャーでやばたにえん。
いやしかしかっこいい。
ブラジルのトロンボーン全般に感じますが、この音のキレの良さというのは
どこから来るのでしょうかね。ブラジルポルトガル語を話すとこうなるんでしょうか。

Just Friends

なぜかトロンボーンにとってのJust Friendsって、鉄板感がありますよね。
その源流を作り出した演奏はあるのでしょうか。
まあこのJ.J.JohnsonのJust Friendsあたりではないかと思うのですが。
後期Johnsonの名演。
最近これのコピーをはじめました。

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SLIDE MONSTERS コンサート

スライドモンスターズ、やばたにえん…
ものすごい盛り上がりとインパクトでした。
古今東西トロンボーン聴いてますが、これはオリジナリティ凄い。

ウェストサイドストーリーなんてのも演奏してて、アレッシのソロは感動でした。
ニューヨークフィルで、バーンスタインと仕事したのは、もう現役ではアレッシしか残ってないんですって。

あと、マーシャル・ジルケス氏は、なんとジュリアード音楽院で元々アレッシの弟子で、ニューヨークフィルのオーディション二次選考まで残ったほどだったとか!
異常に基礎能力が高いと思ったらバリバリクラシックベースでしたか。

それにしても中川英二郎氏のプロデュース能力にびっくりですね。4年前アレッシに話してからようやく実現したらしいですが、こういうのやりたいと言って、本当に実現させるのは凄いです。
間違いなく世界中のトロンボニストの中で話題になるでしょう。

終演後、ホールに置いてあった楽器につい目がいく…

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SLIDE MONSTERS

SLIDE MONSTERS featuring Eijiro Nakagawa Joseph Alessi Marshall Gilkes Brandt Attema
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あらま!大好きなMarshall Gilkesがこんな編成で!
5月には日本中ツアーするみたいですね。楽しみすぎる。。。

中川英二郎氏もMarshall Gilkes氏もアレッシと一緒に吹いてても全然吹き方に違和感ありませんね。
ジャズ系とクラシック系のプレイヤーが一緒にやると、どうしても違和感がある場合がほとんどなんですが、の動画だと無理矢理感を感じない。
ベーストロンボーンのBrandt Attema氏は初めて聴きましたが、めっちゃいい音!
CDが楽しみです。

Slide Factory 2017

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5年ぶり?くらいに出ましたね。
スライドファクトリー2017のDVD届きました。
ホームページから直接注文したら3000円くらいで買えてお安い。( ̄∀ ̄)

Marshal GilkesとAndy HunterとIlja Reijngoudが同じステージに上ってるのだけで大満足です。
Ilja Reijngouds氏はスタジオ録音CDよりライブの方が断然熱くて好きですね。

Steve Davis - Lament

Steve DavisのLamentはトロンボーンのいいところが全て詰まってます。最近よく聴いています。
このものすごく真っ直ぐに吹くのをお手本にしたい!
氏のソロは、最高でもHi-Cくらいで、超早吹きもしないし、コピーしようと思えばできそう?と思えさせてくれる方なんですが、
なんでこんなフレーズぶっ込めるんだと、思わず笑っちゃうようなネタがバンバン入ってます。


Army Blues with Steve Davis "Lament"

Shires 2RVE/T25

久しぶりにShires 2RVE/T25を引っ張り出して、
セッションで使ってみたら、吹き始めた瞬間重っ!ってなって後悔しました。笑
マイクいらずで、ぶっとい音が飛んでいきます。

最近、セッションではRath R1ばかりなので。
やっぱり取り回しはこっちが絶妙ですね。
ただ、バラードの時は2RVEのねっとりした音色の素晴らしさ。
6年目にして、ヴィンテージ臭の感じがします。
まあ、ヴィンテージエルクハートコーンを模したベルですが。。。