Bachのテナーバスって、F管のレバー付近の部分が好きじゃなかったんですよ。なんかカチャカチャいいがちだし、角度が美しくない。いかにもちょっとズレて組んでも動きますよ的なね。
で、握りをコンパクトにすべく、ヤマハの823Gみたいな持ち手になる改造をしました。湘南台の浅香工房さんが腕がいいらしいと聞いて、押しかけて色々と妄想をお話しすると、出来ることと出来ないことをはっきり言ってくれて、いい感じでした。
出来ることはアイディアを議論させてもらって、この方は信用できそうだなと思いまして、エイヤとお願いしました。
元々、新大久保ウィンドクルーのリペアはすごくいいなと思っていたのですが、お話を聴いてみると、週に数日ウィンドクルーに出張されているとのことでビックリ。縁を感じました。
写真でイメージを伝えて、あとは現状に合わせて施工のやりやすさも勘案して細かいところはお任せします、としました。
一度、仮組してから握らせてもらって、溶接やり直してレバー一本分手前に動かせますか?という要望も聞き入れていただいたり。
そして完成した写真をご覧ください、この美しさ。ブラボー!
握りやすいし、なんかロータリーの動きが渋かったのが、ジョイントの角度が変わって大変よくなりました。
ヤマハのレバーやミニバルのボールジョイント取り寄せて、台座やネジは全部オリジナルで作ってくれました。ピッタリ。
銀メッキもかけてピッカピカ。
asakakinkansyuri.wixsite.com
金管楽器修理調整
浅香工房
https://www.facebook.com/repairasaka/
何より良かったのは、こういうマニアックな相談をできるリペアマンさんをようやく捕まえられたということです。
なかなかね、こういうイメージを相談できて、かつ技術力があって実現してくれるところって、そんなにないんですよ。(自分の経験では)
最近はグランツさんもすごそう。
ヤマハユーザーのプロは銀座アトリエが使えて、いろんな人からよもやま話を聴いてたら羨ましくて。。。結構見えないところでいろいろやってるんですよ。