トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

マウスピースの選定方針

かれこれ多分マウスピースは100本以上は買ってきているはずです。
マウスピースの選定方法って、各自色々なタイプがあると思いますが、
自分のやり方を考えてみると、ある程度決まってるなと気づいたのでメモを残しておきます。

1.信頼している自分のマウスピース、楽器を持ってくる
これ一番大事かもしれません。笑
初めて数年の初心者の方とかであれば、今持ってるマウスピースですね。
結局、今使っているやつとの比較になると思うんです。
自分であれば、今ならBob Reevesです。

2.まず外見を見てキュンと来るかどうか
外見は大事です!
シェイプは音にも大きい影響ありますが、
いい形していると思うやつは、ずっと毎回取り出すたびに良さを感じますからね。

3.適当に一吹き
ここで1分吹いてピンとこなかったやつは結局合わないことが多いです。
あの人のモデルだからみたいな感じで残したくなる思いはわかる。

4.スケール、リップスラー
f,pで吹いてみる
ここでfのときの音の頭がかなり尖るやつがあったりします。


ここでモデルは大体絞れるはずです。
あとは複数本あるのであれば、同じモデルの個体差チェック。


5.Fをオクターブそれぞれ吹いてみる
五線の上のF、中のFを吹いてみて、ここで上のFが散るように感じたら、お気に入り順位を下げます。

6.Bbをオクターブそれぞれ吹いてみる
自分がよく気にするのは、特にmiddle BbとHi Bbですね。
Hi Bbの鳴り方が変わる個体は結構多い。
単体だとわからないくらいのレベルで、比べてみるとHi Bbが微妙に当たりづらいのでは?
と気づくやつもあります。
元気だといけるんですけど、試奏しまくって疲れてきたあたりでわかるやつとか。
疲れているときに最後の一捻りが助けてくれるかくれないかは大きいです。


このあたりで、マウスピースを"音が開放的→コンパクト"という感じに左右に並べかえていきます。
自分は割と密度が高くてあまり派手にならない音を好みな傾向があります。

7.pppでスケールを吹いてみる
ほとんど音がでないようなタンギングなしのスケールを吹いてみます。
これで「プッ」というかすかな音色が出るやつ出ないやつが分かれたりします。
でもこれはどちらかというと楽器本体の性能かも。

8.音量ゼロからクレッシェンドしてノータンギングで吹いてみる
これで、スピーカーのボリュームをひねるみたいにゼロから出るものと、
ある程度のところからいきなり音が出てしまうやつが分かれたりします。

このあたりは、自分が今使ってるマウスピースとの比較に戻ります。

ここまで行ってだいたい目星がつくんですけど、
あとは仲がいいお店だと店員さんに比べて聞いてもらって、印象を聴きますね。
大体自分が思ったとおりだったりしますが、
たまに音が散り気味かなと思って順位下げてたやつが「こちらのほうが音が大きく聞こえます」と言われたり。
そういうときには悩むんですけど。笑
鳴るか散るかって、試奏室くらいじゃどっちなのか判断が難しい。
さああとはレジするだけです。結局、本当にいいかどうかって、一ヶ月くらい使わないとわかりませんから。
そしてマウスピース沼へ。
なあに、今はヤフオク、メルカリ、ラクマがあります。

これを続けていくと、手元に残るのはモデルが違ってもだいたい印象のマウスピースに
落ち着いていってる気がします。