トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

中古楽器の選び方

これまでにトロンボーンは中古で10本以上は買ってるんですが、
これだけ買うと、自分にとっての当たり外れのポイントがわかってきました。

まず明確にしておいた方がいいことは、自分がどんなものが欲しいかです。
僕は傷や凹みがあるのが気になる方なので、基本的にはきれいなものしか買いません。(もちろんそれで吹いて気持ちの良いもの。通販はエイヤ!)
人によっては、「自分はよくぶつけるから凹みは気にしない。鳴りが良ければ良い!」という人がおられるはずで、それならその方針で選べばいいです。
自分の場合は、鳴りが良くてもベルに事故痕(歪み)があるのが気になって、悩んだあげくに買いましたが、なんだかメインになりきらず結局手放しちゃうとかありました。

個人的に一番狙い目なのは、たまに楽器収集が趣味の方がほとんど使わずに新品同様で手放すものがあり、
それに出会った場合は大変オトクです。
楽器店の委託だけでなく、ヤフオクに出てることもあります。
しかしヤフオクは諸刃の刃。凹みに頓着しない人の場合、新品同様という表現と写真だったのに、
自分の手元に来てみたら、写真になかったチューニング管の支柱に思いっきり凹みがあったことがあります。
(なんでこんなところに。多分、マウスピースとか落としたのでは。。。と想像)
クレームしたら修理金額相当返金ありましたけど。こんなところ直せないし。
連絡して返事の文面を見た感じ、多分この程度の凹みは本当に傷だと思っていない感じでした。


ポイント箇条書き
・ベル、ロータリー、チューニング管、スライド、スライド先端、スライド内管をチェック。
 目視だけでなく、指で撫でると、微妙な傷や凹みがわかる。
・マウスピースの刺さり具合もチェック。個体差で刺さりが浅い(マウスパイプに歪みあり、本来の楽器の実力が出ない)場合もありました。
・楽器屋の"美品"は、ラッカーはがれ、多少の傷や凹みはあっても機能に支障がないというレベルのことが多い。
 かなりの凹みがあっても、修理したら美品扱いということも多い。
・チューニング管の内側を見ると、前の持ち主が掃除する人だったかどうかわかる。
・チューニング管の抜き差し部先端もチェック。落としたかぶつけたのか、凹んでることがある。(修理痕の場合も)
・鳴りが良くても、どこかの音が共鳴しないかどうかチェック。
 上のBb,A,Abあたりが何故かビーンと共鳴することあり。古いBachに多い。気にならないならヨシ!
・Bachの中古は基本ボロボロ。キレイなのに出会ったらレア!
・Connのシャンクはチェック。売る方もレミントンとバックシャンクの違いがわかってない人がいる。
 レミントンに無理やりバックシャンクつけて長年使っていた場合は、広がってる場合もある。

今後、思い出したら少しずつ追記します。

でも一番大事なのは、使い古された言葉ですけど
【迷う理由が値段なら買う、買う理由が値段ならやめておけ】
でしょう。いっぱい失敗してきました。笑

今でも買わなかったことを惜しかったと覚えているのは、
・Bach 16 ニッケルネック(村田陽一選定品)
・NYBach7C ミントコンディションマウスピース
しばらく使わないからと思って売ってしまったのを惜しかったと思っているのは
・Conn88H 30年くらい前のもの。ミントコンディション。
・Shires Michael Davisモデル
・Getzen 4047DS