トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

ジョセフ・アレッシ リサイタル

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ジョセフ・アレッシ リサイタル@渋谷さくらホール
行けないと思っていたら、奇跡の定時上がりでダメ元で急遽渋谷へ。
入れなかったらアレッシの仮装して帰ろうと思っていましたが、
当日券キャンセル待ちでギリギリ入れました。
最高の最高の演奏でした。ザ・マエストロ。今まで聴いたトロンボーンリサイタルの中で一番良かった。
最初のギルマンからブラビッシシシシモ!でした。かっこいい。
去年はスライド・モンスターズで聴きましたけど、やはり本職のクラシックがすごい。

ジョセフ・アレッシを知らないトロンボーン関係以外の方に説明すると、もう30年以上ニューヨークフィルの首席トロンボーン奏者を務め、ニューヨークフィル最古参であり、オケ、アンサンブル、ソロ、ジュリアード音楽院の教授、全てをこなす世界最強のトロンボニスト。
完璧なテクニックと正確無比な演奏で、若い頃は「機械みたい」と言う人もいたような。
間違いなく世界中のトロンボーン吹きに史上最大の影響を与えてきました。15年ほど前、この方のおかげで世界中のクラシカルトロンボーンプレイヤーのマウスピースが大きくなり、セイヤーバルブが流行りました。(今は小さくなった)

音色が最高でした。そしてどんな時にもめちゃ音程よくてビックリ。ペダルトーンもあんな優しく音程よく出るもんなんですね。
3階席の一番後ろの端っこにいたのに、音が飛んできて全ての音がものすごく良く聞こえました。トロンボーンって、こんなに音が通るんだ。パイプオルガンみたい。
もう少し若い頃の100%ビーフ!なモンスターな吹き方な時代に比べて、今はちょっと柔和になってて、それが僕はベストに好きですね。
完璧なテクニックとか色々あるけど、一番印象に残ったのはやっぱり音色でした。
ピアノの城綾乃氏も堂々とした伴奏で快演。クラシックピアニストってすごいな。

アンコールは3曲やって、鳴り止まない拍手に「もう曲がないので、ファンタスティックポルカをもう一度」と言って演奏。
これも完璧な演奏で度肝を抜かれました。
同じ曲を2回やって2回とも完璧って、ものすごい精度だと思います。

会場は満席で30代以下くらいの人が8割かな。
制服着た高校生もたくさんいて、高校生の時から生アレッシ聴けるなんて幸せだなと思いましたよ。

ちなみにこのポストには誤りがあります。
トロンボーンを知らない人に」と書いてるのに、セイヤーバルブがわかるはずがない。あとこのブログにも来ない。