トロンボーンって何ですか?難しいです!

トロンボーン関係の記録のためブログに残します。

スラモンライブ

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スライドモンスターズ@渋谷wwwx

Slide monsters are BACK!!
ロックのオールスタンディングの箱でトロンボーン四重奏なのが違和感ありすぎで笑いました。
アレッシも「普段はホールでブルックナーとかマーラー吹いてるのに、こんなところでやるのは人生で初めてだ!」というようなことを言ってました。
アレッシって、アレッシ以前以後でクラシカルトロンボーンの歴史を書き換えたレジェンドなんですが、その人が還暦をゆうに超えた今、新しくアドリブに挑戦してフィーチャーのbody and soulで披露してるという姿勢に感動します。
全員うまい。うますぎる。なんで間違えないんだろう。
中川英二郎氏も絶好調。ルーパーでひとりモンスターズも再現。

 

明日水曜日は渋谷タワレコでフリーライブですよ。
木曜日はスラモンブートキャンプ、金曜日は川崎ミューザ。今週は忙しい。
自分はさすがに明日のフリーライブはお腹いっぱいかな…

アンコールは撮影自由でバンバンSNSにあげて宣伝してくださいとのこと。
ジャコのリバティーシティ

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TOKYO JAZZ 2022 NEO-SYMPHONIC! CINEMA JAZZ

TOKYO JAZZ 2022 NEO-SYMPHONIC! CINEMA JAZZ
@池袋 東京劇場

感動しました。これはすごかった…ライブレコーディングにしてCDにしてほしかった。
でもカメラ入ってたので多分放送するはず。絶対録画したい。
3階席の最前列で音も最高でした。
初めて生で狭間美帆氏聞けました。東フィルも指揮棒使わずに指揮するのね。
あと指揮者がiPadでスコア見てるの初めて見た。不具合のこと考えると勇気あるな…

全編に渡って石若駿が大活躍。
シンバルとスネアの音がオケにマッチしてて、全然邪魔してませんでした。
前からシンバルの音がすごく綺麗と思ってましたが、やっぱりなという感じ。まー藝大の打楽器科出身ですしね。
オーケストラの中に一人ドラムがポツンと入っている一曲目のウェストサイドストーリーから度肝を抜かれる。
ハイハットのチキチーチキチーで完全にオケを引っ張ってた。クラシックオンリーの人と全然違う。

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「ウエスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス バ―ンスタイン 1976
オリジナルはやはりすごいけど。
まあ欧米の打楽器クラシック奏者の人って、普通にドラムでジャズやらせたらめちゃくちゃ上手かったりするんですよね。。。
こないだの清水真弓氏の旦那さんのティンパニストもそうだった。


あと中村佳穂は天才だなと思いました。これも生で初めて。ステージの上でキラッキラ輝いてる。スパルタカスのテーマを歌詞つけて歌ってましたけど、これは素晴らしかった。
ミレニアムパレードの龍とそばかすの姫はもちろん。
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他の曲目も完全に俺得でした。エヴァンゲリオンエヴァンゲリオンJAZZという隠れた名盤があるのですが、実はそれアレンジが狭間美帆というね…それが生で聴けて感謝しかない…
Peacefull timeという、あのミサトさんの次回予告のサービスサービスゥの曲のめっちゃかっこいいJAZZアレンジがあるんですよ。
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エリック宮城、本田雅人村田陽一系のゴリゴリのジャズ系スタジオミュージシャンがやってます。買いましょう。


アンコールはサウンドオブミュージックのclimb every mountain 。中村佳穂歌、狭間美帆アレンジ。エモかった…
サウンドオブミュージックのあの名曲ですと言って始まったので、my favorite thingsあるかな?とも期待しましたが、それはなかった。
でもクライムが素晴らしかったので、僕がレコード会社のプロデューサなら、サウンドオブミュージックの中村佳穂歌のアルバム企画するなぁ、と思いましたね。
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Shiori's Blues

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先日のミューズトロンボーンカルテットでやっていたShiori's Blues。
Ludwig NussがWDRビッグバンドメンバーで演奏しています。
andy hunterいい音だなあ。


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ルートヴィヒ・ヌス&ジョン・ゴールドスビー feat.WDR BIG BAND - PERSONAL SOUNDS|フルコンサート
このフィーチャリング、これこそビッグ・バンドよ!という感じ。
楽器はShiresっぽいな。

ケースなし楽器の輸送

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SHIPPING A TROMBONE WITHOUT A CASE?! Bach 42BO Tenor Trombone Unboxing

結構、ケースなし楽器増えてますよね。
ラスとかそうですし。
メーカーから楽器店までどういう箱詰め状態で行くのかなと思っていましたが、
みんな大好きシュミットおじさんが説明してくれてました。
数百万する計装機器とかもこんな感じのフォームにくるまれておくってこられるので、
まあこんな感じかな。

リードパイプ Michael Rath2

ラスのマウスパイプについてポストしたところ、
有識者の方々からコメントで意見をいただきました。
ニッケルとブラスの入り込み違くない?とのこと。
確かにそんな感じがあったので、改めてみてみました。
naka4ma3.hatenablog.com


ニッケルとブラスの31(ノーマルの長さ)を比較。
長さ自体はほぼ一緒でした。厳密にみるとわずかに0.5mm以下くらい違うかも?ですが。
なかなか測りづらいんですよね。


おいおい、刻印の向きが上下逆やん。
あとこの刻印、刻印だから気にならないですけど、
モノによっては結構深めのパンチしていてダメージな気が・・・
普通に打痕だと思うと結構気になりますよね。



差し込んでサインペンでマークしてみました。ニッケルのほうが深く入ります。
マウスピースはBach 7C
あれー、コメントいただいた方は「ブラスの方が奥まで刺さります」とのことでしたが。。。
設計でなく、個体差なのか?
ベンチュリ部分の絞りの違いかな。


違いは大体1mmといったところ。
1mm違うと結構吹奏感変わるかな。マウスピースの違いよりは小さいかもしれません。

ミューズトロンボーンカルテットコンサート

ビッグバンドの終わってからせっせと飯田橋トッパンホールに向かい、トロンボーンカルテットミューズのコンサートへ。
トッパンホールってどこの駅からも徒歩10分とかで遠い…いいホールでしたけど。


演奏はブラビッシモでした。清水真弓氏以外知らなかったですが、全員海外で活躍するクラシックトロンボニストとのことで、大変素晴らしい音色でした。
そして、ほぼ8割暗譜というね…
自分はアンサンブル一曲でも暗譜できたことないんですけど…あれ頑張ればできるレベルなんでしょうか。
コンサートプログラムも全てよく演出が練られていました。清水氏お得意のタップダンスもある。
友情出演というか、清水氏の旦那さんというリンツブルックナー管弦楽団の主席ティンパニストのレオンハルト・シュミディンガー氏のリズムがすごかった。
ドラムもやってましたが、ジャズのコンボで演奏してもとてもいい感じなんだろうなと思いましたよ。

クラシックを聴くと、ダイナミクスと音の頭をもっと上手くやりたいと思いますね。
こないだは二見勇気氏のライブでアメリカ本場のリズムの違いを感じましたが、今日はアーティキュレーションの違いを感じる。言語でしょうね。前から思ってましたが、日本語は母音が強いからちょっとタンギングがきつくなる気がしています。

全員上手いながらも、とにかく清水真弓氏のテクニックが際立ってました。慶應理工卒で、元々プロ志向じゃなかったのに海外の音大へ転身、そして海外オケというキャリアはダテじゃない…
どんな音もいい音色で発音もきれいで、全部細かくわかって安定感がある。最後の最後までスタミナも余裕で、どういう身体してるんだろう。
あと土井詩織氏の歌い方がいいなと思いました。
義理の父があのドイツWDRビッグ・バンドで有名なジャズトロンボニストのLudwig Nussなんですって。詩織のブルースは氏の作品。


惜しむらくは、集客がそこまでよくなかったかな…
他の会場もそうみたいです。
またぜひ聴きたいので、今月末に出る新譜は買って応援。
Amazon | Song & Dance | ミューズ・トロンボーン・カルテット, ミューズ・トロンボーン・カルテット | オペラ・声楽 | ミュージック

Emmet Cohen w/ Gilad Hekselman & Obed Calvaire | Tea for Two

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ギターのGilad Hekselmanが9月上旬に来日ツアーするので、
どんな人かな~と思って動画見てみたところ、うますぎかっこよすぎでぶっ飛びました。
テクニックだけじゃなくて、周りもよく聴いていてユーモアもあり素晴らしい。
シリアス一辺倒だと疲れちゃうから好きじゃないんですよね。
これはピットインに聴きに行くか!


あとこの動画はEmmet Cohen中心にスウィングしまくってて雰囲気がとてもよい。
ドラムのObed Calvaireのリズムがとてもおしゃれ。シンバルの音がいいなあ。
自分もこんな感じに演奏したいもんです。
ただ、管楽器が入ると、リズムセクションvs管楽器になりがちで、
なかなか溶け込めない気がします。

リードパイプ Michael Rath

リードパイプ?マウスパイプ?
よくマウスパイプって言っちゃいますけど、英語だとリードパイプですよね。

ちょっと前ですが、ラスR10のリードパイプを新しいのをゲットしました。
非常にいい感じです。ブロンズのロング。
これにより、R10がまた一軍復帰しました。マウスパイプで全然変わる。

で、多数の中から選んだのですが、同じ長さでも数ミリの個体差があるのです。
ラスのマウスパイプはレシーバと直線部分が2ピースになっているのですよね。
で、楽器店の方でハンダ取ったサンプルを見せてもらいましたが、こんなになっています。

うーむ、この構造だと入れ具合で簡単に長さ変わりますよね。
だからか。
ラスはマウスパイプよく凹んでるし、もうちょっとこの辺りこだわってほしい。

二見勇気トリオ+1 ライブ

二見勇気トリオ+1
@神戸 岡本ボーンフリー
新幹線乗って聴きに来た甲斐があったな…
感動しましたよ。ヴォーカル、ピアノ、ペース、ギターが完全に音楽の塊でした。
今年のベストライブ5に入りそう。アレッシから、いいものが続いて鼻血出そう。
2ndの最後の方のヴォーカル入りhymn to freedom良かった〜

変態天才ピアニストゆうこりんこと二見勇気氏、YouTubeとかだとあんなにクレイジーですが、演奏はジェントルマン。これが変態紳士か…サインもらう時に神奈川から来ましたと話したら、めちゃくちゃ恐縮されてました。物腰がすごく柔らかい。

日本ツアー中で、8月に入ってから吉祥寺と葛飾でやりますが、8月は自分が平日が厳しかったのでここにきました。
残りのツアー日程で行けるところあれば、無理してでも絶対行った方がいいですよ。もうこのポストした時点では残りは葛飾ですが。
本来はブルーノートとかコットンでやってておかしくない。本人が自分で企画したツアーだから小さいライブハウスでやってると思うのですが。


二見氏の音って、アメリカ人のピアノの音がすると思います。他には、海野雅威氏もそう。ハンクジョーンズぽさというか…
これテクニックじゃないと思うんですよ。
例えば、自分的には小曽根真氏とか大西順子氏は日本人のピアノの音と感じます。いい悪いじゃなくて、めちゃくちゃうまくて世界最高峰だし、ファンなんですけどね。そう感じるというだけで、理由はわかりません。リズム?
トロンボーンでもそれはあります。リズムがアメリカぽいなと思うのは、駒野逸美さんです。
向井滋春氏とか、日本っぽいなと思います。(しかしリズム感自体はめっちゃいい)


ようやくCDゲット!二見氏のCDってサブスクになってないから聴けなかったのです。そして通販で売ってないし。
ちなみに演奏中に写真はバシバシ撮ってOK、SNSに「楽しかった」というコメントと共にあげまくってください!とのMCでした。笑
動画はやめてくださいと。これやっていいこととNGなことを毎回はっきり言ってもらえるといいと思うんです。意外といません。佐野聡さんくらいかな。
日本人だと、ダメって言われたのをやる人はあまりいないですからね。みんなハッピー。

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冒頭煽りまくってますが、9:00くらいから始まる演奏例、ぶっ飛びますよね。
ちょろっと引くConfirmationのはしりのかっこよさよ。。。

Joe Alessi & Chick Corea

チック・コリアに捧ぐ
東京都交響楽団+ジョセフ・アレッシ
指揮 アラン・ギルバート
@サントリーホール

うわー、ブラビッシシシシモ!感動。
ジョイブラス企画で午前中のリハから見学できました。プロオケのリハ見られるなんてあんまチャンスない!めっちゃ勉強になりました。
アラン氏が日本語で指示しとると思ったら、アラン氏のお母さんはニューヨークフィルの日本人バイオリニストだったとは。しかも両親ともニューヨークフィルの奏者で、アレッシと友人だったぽいです。
リハは二階席、本番は一階席7列目でアレッシの音を聴き比べ。めっちゃ遠鳴りします。
楽器的には、ベルカットではなかったかな。トロンビライザーつけてました。ジョイブラス冥利に尽きそう。


このブログ見ている人にいないような気がしますが、ジョセフ・アレッシを知らない一般人の方に説明しましょう。
アレッシは、多分世界中のトロンボーンプレイヤーが口を揃えて世界最高と言うトロンボーン楽家です。63歳、ニューヨークフィル在席32年、最ベテラン。バーンスタインの指揮で吹いた最後の人じゃなかったかな。
さてチック・コリアトロンボーン協奏曲は超難度で、やはりチックらしさ感じるような曲でした。こんなのも書けるなんて、引き出しが多い。亡くなったのは惜しかった。せめてチック本人とアレッシの演奏で音源が残ってくれれば…
これはこれから色んな人が演奏して残るかなあ。しかし難しすぎる。
24分もある曲を吹きまくって、最後の最後がHiF#?どんだけ〜

配布された都響のパンフ的なものがインタビュー載ってて、これまた内容詰まってて素晴らしい。
なんと、アレッシ氏は昨年11月にベル麻痺になって数ヶ月吹けなかったのを完全回復したらしいです。
個人的には、下の音の遠いポジションの音程が微妙なところあるかと感じましたが、やはりトロンボーンプレイヤーは加齢が影響あるかな。スローカーもベッケもそうだった。でも音楽性には全く関係ないです。

ボレロは、自分的に初の生ボレロでした。
すごかった…なんとアレッシが乗るというボーナス。
ソロは感動しました。終わったところでクラシックなのに拍手しそうになりました。多分みんなそうだったと思います。
多分、これからボレロの話が出たら、生涯最高のボレロのソロを聴いたのはアレッシのだ、と言うことになるでしょう。
現役オケマンとしてのアレッシのボレロが聴けるのはこれが最後の機会かも。行って良かった。
アランギルバートの指揮って、情熱的でわかりやすいですね。煽って盛り上げまくる感じが好き。
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お、都響のリハの動画ありました。
おおーい!なんでアレッシのソロ始まったところで切るんや!

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こっちではトゥッティでアレッシの音が聞こえますが。。。

ニューヨーク・フィルがやってるボレロのCDないのかな。

リハと本番の間に、いつもの好きな赤坂のオーセンティクのハンバーガー。こんなにサントリーホールから近いのね。
ライブ前に炭水化物を食べると寝てしまう傾向あるのですが、今回は色々興奮して寝なかった。


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Concerto Digital: Osesp, Giancarlo Guerrero e Joseph Alessi, obras de Chick Corea e R. Strauss