トロンボーンって何ですか?よくわかりません!

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ジャズメン、ジャズを聴く

ジャズメン、ジャズを聴く
小川隆夫 (著)


昔のスイングジャーナルの人気企画だった記事を集めた本です。
ミュージシャンに音源を聞かせて当てっこしてコメントをもらうという、
やったら面白いだろうなと思ってたことを、30年近くも前にやられていたとは。。。

しかもインタビュー相手がレジェンド級どころばかり。
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【登場するジャズメンたち】フレディ・ハバード/ジミー・スミス/カーラ・ブレイ/ケニー・ドリュー/ジョン・ルイス/タル・ファーロウ/チック・コリア/ウイントン・マルサリス/ホレス・シルヴァー/マル・ウォルドロン/ジュニア・マンス/ジョー・ザヴィヌル/ロン・カーター/クラーク・テリー&ジョン・ファディス/ウエイン・ショーター/アート・ブレイキー/ジョニー・グリフィン/ジョン・スコフィールド/マイケル・ブレッカー/デューク・ジョーダン/パット・メセニー/ジャック・デジョネット/ケニー・バレル/ベニー・ゴルソン/フランク・フォスター/トゥーツ・シールマンス/フィル・ウッズ/ライオネル・ハンプトン/ジョン・マクラフリン/ドン・チェリー/トム・スコット/ジョシュア・レッドマン/バルネ・ウィラン/クリスチャン・マクブライド/ドン・フリードマン/フリップ・フィリップス/ルイ・スミス/ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン/ルー・ドナルドソン/アーチー・シェップ/スタンレー・タレンタイン/ブランフォード・マルサリス
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誰でも褒める人もいれば、辛口の人もいる。
割とウィントン・マルサリスは評価が二分だが、ブランフォード・マルサリスは概ね高評価とか、見方が面白い。
ニールス・ペデルセンが、クリスチャン・マクブライドのことを「惜しい。音程が悪い」と言っていたり、
そういう風に捉えるんだ!とニヤッとしてしまいます。

そして、このインタビュアーの小川氏の音源準備の巧みさが印象的。
そのミュージシャンがどういう人生を送ってきたかをよく知り尽くしてから音源を準備している。
自分に似たスタイルの人とか、セロニアス・モンクのようなレジェンドから、当時の若手(ジョシュア・レッドマンとか)まで
これはどう?という感じで質問しています。

apple musicでそのインタビューに出てくる曲を聞きながら読むといい感じです。
知らない音源もたくさん出てきますし。

僕は割と強弱がはっきりつけるピアニストが好きなんですが、それはシカゴ系の特徴らしいです。
アーマッド・ジャマル、ラムゼイ・ルイスなど、と書いてあります。
ラムゼイ・ルイスって知らなかったので聴いてみたら、これは結構お気に入り。

80年代に全盛だったこのミュージシャンたちも今はもう他界している人も多く、
このインタビューの時に「将来はジャズ界を背負っていくだろう」と言われていた若手の、
その20年後の今と比べると、予言はほとんど当たってるんですね。
記録集としても貴重。いい本です。